2月24日(金)の夕刻、正門前を歩くアズマヒキガエルを目撃しました。二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」は「土中に閉じこもっていた生き物が目覚める頃」と言われていますが、今年は3月6日となっており、これよりも少し早く顔を出したようです。
これまでのデータから、アズマヒキガエルの出現は、直前より朝の最低気温の高かった日であることが分かって来ています。直前の最低気温は2月22日が0.6度、23日が2.8度でしたが、24日は4.6度とやや暖かい朝でした。また午後から小雨となり湿潤な状況でした。
気象観測室では、高精度の気象データの蓄積と、このような生物の応答を捉えていきたいと考えています。


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文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)