コミュニティデザインや都市デザインなどがご専門の、イステッキ ジハンギル先生をお招きし、今年度新規開講(1年生必修)した「コミュニティ・人間中心のデザイン概論」の2022年度最終講義が7月15日にありました。半期の集大成として、グループごとに最終発表とクラス内評価が行われました。

最終発表では、これまで2人1組のグループで取り組んだ、社会の様々な問題・課題を念頭に考案した「デザイン」について、A2サイズのポスターにまとめ、更に提案に関する「プロトタイプ」の提示と合わせて、10分間プレゼンテーションしました。それに対するクラス内評価では、「人間・社会にとって望ましいか」、「ビジネスにおいて実行力があるが」、「実現の可能性があるか」という3つの視点で、各自がグループの発表にコメントしました。


デザインの例として、服の大量生産と廃棄を減らすためにのアイディア、農業問題から地域で野菜を育てようというアイディア、バリアフリーの観点から学園内にサポートバスを走らせるアイディアなど、12のユニークなものが並びました。終始、笑い声や共感の声が絶えないアクティブな時間になりました。
この後更に、今回の評価を受けて内容をブラッシュアップし、各自が最終課題として取りまとめます。本講義を通じて実践したデザイン思考のプロセスが、今後の最高学部での生活・研究の実践の中で活かされていくことが期待されます。
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文・写真:吉川慎平(最高学部教員)