最高学部1・2年の庭園・自然環境 樹木グループは，5月22日に行われた南沢フェスティバルにて「ネイチャースタンプラリー」をおこなった．この企画は小学生の親子を対象に，学園の庭の豊かな自然に楽しみながら触れていただく目的で行っている．2013年にネイチャーツアーとして始まったものを，翌年からスタンプラリー形式にして，より親しみやすい内容になってきている．
実物をよく観察していただけるように，テーマを決めて内容を考える．今回は「世界の木」とテーマを決め，アジア，北米，ヨーロッパ，アフリカ（地中海）を原産とする樹木を紹介した．学園内には約200種の樹木があるが，限られた時間で廻れる範囲の中で観察樹木を選ぶのに苦労した．また，観察樹木の花が終わっていたり，まだ咲かなかったりと，現物を見ていただけないものがあったことは残念だったが，写真や種子などの実物を準備して対応した．
左：メタセコイアの大木の下で説明する（一部モザイクをかけています）
右：ツアーを終えて教室でまとめの時間
当日は7組の親子が参加され，学生は3年生の応援もうけて12名で案内をした．お天気はとても良かったと同時に暑い日であったが，参加された方々は熱心に観察してくださり，事後のアンケートでも「学生が説明してくれるのがよい」「スタンプがすてきだった」「日ごろ目にしている木でも新しい発見があって楽しかった」など，好意的な評価をいただくことができた．
学生にとっても，ツアーを企画し段取りよく運営する経験と共に，自分たちの植物に対する知識を深める良い機会を与えられたと思う．
文・写真：小田幸子（学部教員）
