最高学部は，学生が企業・自治体などで就業体験をするインターンシップに対して単位認定しています（学外研修制度）．ここ数年この制度を利用する学生は急増しており，昨年度は3年生の2/3以上が，夏季休暇から秋期の間に様々な業種で，学外研修を経験しました．
学生は研修終了後に，報告書の提出と他の学生の前での報告（昼食時）が義務付けられています．インターンシップに参加した理由や，体験した内容，インターンシップを通して学んだこと，今後の活動に活かしたいことなどを報告します．
今日は，9月28日から10月8日まで，高齢化社会に貢献するためのヘルスケア事業も展開する老舗フォーマルウェア企業でインターンシップを行った女子学生の感想を紹介します．
主に商談会の準備をお手伝いさせていただきました．これまで会社で働くという経験をしたことがなかったので，インターンシップを通して自分自身を見つめ直すきっかけをいただきました．一人一人が力を出して作り上げていくという意味で，学園で学んでいることは社会に出ても同じなのだと感じました．人にも恵まれ，優しい社会人の先輩方と話すことで，自分の軸になる部分は何かに気づき，大人と話すことは見えないものが見えてくるようになることなのだと感じました．自分自身が卒業後に何をして生きていきたいかを見つめ直すきっかけになったことがもっとも大きな収穫です．
文：遠藤敏喜（学部教員）
