【気象観測室】2026年度も大芝生での体操発表に向けて地下水位情報を共有する/研究・実習 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

【気象観測室】2026年度も大芝生での体操発表に向けて地下水位情報を共有する/研究・実習 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

研究・実習

【気象観測室】2026年度も大芝生での体操発表に向けて地下水位情報を共有する

2026年10月10日

10月10日(土)に開催される体操会のメイン会場となる大芝生は、校内の低地に位置し、周辺に降った雨水を起源とする地下水が集まりやすい地形となっています。そのため、平常時でも地下水面は芝生面から約1mの深さにあり、体操会当日までの降水量や地下水位の変化が、大芝生での体操会開催を左右する重要な要素となっています。
実際、2019年度には、直前の大雨によって地下水位が上昇し、大芝生が湿地状態となったため、当日は晴天だったものの、大芝生での開催を見送ることになりました。この経験を受け、最高学部のフィールドサイエンスゼミでは、環境文化創造センターの支援で、大芝生の周囲12か所に観測用の井戸(直径5cm、深さ2〜3m程度)を設置し、ロープ式水位計を使った定期的な地下水位観測を開始しました。

現在は、最高学部の水文・気象観測室がこの活動を引き継ぎ、毎月の観測のほか、体操会前は頻度を上げて観測を実施しています。今年度は9月14日以降、10月1日、3日、6日、8日の計5回観測を行いました。また観測結果は2020年度から全校に向けて発信しており、今年度も9月30日の最高学部の昼食で最高学部生向けに第一報として、また10月9日の体操会前日報告会で主に中等部・高等部の生徒向けに第二報としてそれぞれ共有しました。

 

地下水位観測を行なった水文・気象観測室のメンバー

 

共有した地下水位状況の資料

 

10/7最高学部の昼食時間での共有

 

10/9体操会前日報告会での共有

 

傾向としては、9月以降、連日の降雨により近年になく水位が高い状況が続いていましたが、10月1日以降晴天が続いているため徐々に低下しています。しかしながら地下水の流れの上流側に当たる斜面(旗竿)側では、10月8日現在、平均で芝生面から40cmと非常に浅い位置に水面があり、湿潤な状態のまま推移する見込みと分析しました。実際、10月10日の当日の朝の時点で、斜面(旗竿)側は、練習で大芝生を使用したことも加わって、若干ぬかるんでいる状況となりました。

 

10/10当日朝の大芝生の状況

 

こうした情報共有の取り組みは、今年度で7年目を迎えました。今年度は初めて前日報告会での情報共有を行い、中等部・高等部の生徒にも大芝生の特徴と地下水の観測結果を伝えることができました。今後も、体操会の開催可否を判断するための情報提供を続けるとともに、こうした取り組みを通じて、普段は目に見えないキャンパスを取り巻く地下水環境への理解や関心を深める機会をつくっていきたいと考えています。

 

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(2022/10/17)【気象観測室】2022年度も大芝生での体操発表に向けて地下水位情報を共有する

 

文・写真:吉川 慎平(環境文化創造センター長・最高学部教授)・写真:安部 葵琉(最高学部3年)

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