７月１日（土）に、終日学部校舎全体を開放して、オープンデーが開催された。この催しのスローガンは「最高学部をご説明いたします」で、学部のことを男子部・女子部の生徒ならびにご父母の方々に詳しく知っていただければという趣旨で行われた。３年生が主体となって、全学年の学生が準備運営に寄与して行われた。
学部としては、このような催しは初めてであるが、学生がアイディアを出し合って、さまざまな企画が用意された。１階食堂では、手作りのクッキーやケーキを販売するカフェや、学部についての質問に学生が答える相談コーナーなどが、２階では、４年生による卒業研究の中間報告（ポスターセッション）や、教師による公開講座（午前と午後にそれぞれ１つずつ）が、３階では、ビデオによる学生の声の紹介や、課外活動のパネル展示などが行われた。これらのほかにも、寮の見学や、屋外でのワークショップなどが行われた。
来場者数は、学部生を除いて、約500人であった。リーダーの田口玄一郎くん（３年）は次のように語った。「どれだけ理解していただけたかはわからないが、こういう働きかけをすることができて良かった。ひとつの社会としての自由学園を意識して、これからも継続していきたい。今回は自由学園らしい生活の交流ができたと思う」
（学部教師 遠藤敏喜）
