２月14日に着工された学部の外溝工事は、３月20日の卒業式までの完成を目指し、この１ヶ月間急ピッチで行なわれた。２月中は、現場の測量に始まり、高所作業車を使っての高木の剪定、樹木の移植、路盤の掘削、整地作業が行なわれ、３月に入ってからは、浸透枡や排水管の設置、インターロッキングブロックによる舗装工事、大谷石を用いた縁石、サークルツリー、階段等の石工事、ガーデンライト設置のための電気工事、新規の植栽工事が行なわれた。学期末に近づくにつれ、様々な学校行事と重なり、騒音や人の通行等の問題から工事が度々中断することもあったが、業者さんには日曜日にも作業を進めていただき、無事卒業式前日までに予定されていた第１期工事を全て終了させることができた。
今回の工事で、60周年記念講堂へのアプローチ及び講堂前の広場を、学園では初めてとなる本格的な舗装を施した。これは、卒業式、入学式等の公式行事が行なわれる記念講堂周辺を、きちんと設えたいという学園側の要望によるものである。20日の卒業式はあいにくの雨となったが、早速舗装によってお越しになった方々の足元を守ることができたのではないかと思う。
今後は第２期工事として、当面入学式を目標に学部校舎南側の裏庭や、芝生、低木の植栽等の工事を行なっていく予定である。
工事完了後に改めて庭全体をご紹介したい。
（左）校舎正面のメインアプローチに設えた大谷石の階段
（右）食糧部前からの通用口
（左）既存レンガ舗装の拡張工事
（右）車道部分の舗装工事の様子
（左）講堂正面の舗装工事
（右）講堂玄関前の舗装工事
（左）高さ７ｍのケヤキの植栽工事
（右）理科室前に植栽したサルスベリ
（左）卒業式前々日に点灯したガーデンライト
（右）完成したメインアプローチ
ランドスケープ委員会 樹木の材料検査
文・写真：吉川慎平（学部３年）
