東久留米市「長崎原爆展」と「ピースアクション・コンサート」/学部長ブログ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

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学部長ブログ

東久留米市「長崎原爆展」と「ピースアクション・コンサート」

2026年8月17日

東久留米市役所で開催されていた「長崎原爆展」と「ピースアクション・コンサート」に足を運びました。「長崎原爆展」は東久留米市が、「ピースアクション・コンサート」は市民が企画したものです。

「長崎原爆展」では、長崎平和推進協会から借り受けた写真パネルや関連書籍などが展示されていました。

1945年8月9日午前11時2分、米軍のB29爆撃機がプルトニウム型原子爆弾「ファットマン」を長崎市上空約500メートルで炸裂させました。

会場には、「ファットマン」についての解説をはじめ、原爆投下によって瓦礫と化した街の姿、凄まじい熱線や爆風による人的被害などを伝える写真が展示されていました。

その中でも、私にとって最も強く印象に残った一枚がありました。爆心地からわずか500メートルの場所にあり、原爆によってほぼ全壊した浦上天主堂。その写真の隣にあった、首を吹き飛ばされながらも、十字架にかかり続けるキリスト像の写真です。それは十字架上で息絶え、さらに傷つけられながら、平和の意味を私たちに問いかける姿でした。

長崎平和推進協会が所蔵する多くの資料の中から、この一枚が選ばれ、展示されていることに感銘を受けました。

東久留米市は、1984年1月1日に「平和都市宣言」を行い、非核三原則の完全実施と恒久平和の実現を掲げています。

そして毎年夏には平和資料展が開催され、これまでにも「広島市民が描いた原爆の絵」展や、「被爆体験証言者と高校生との共同制作による原爆の絵」展などが行われてきました。

今年の広島・長崎の平和祈念式典において、高市首相は、非核三原則について「現在は堅持している」と現状を語るのみで、歴代の首相が示してきた「今後も堅持する」という、未来に向けた決意表明を意図的に避けました。

非核三原則の見直しは高市首相がこれまでも主張してきた政策の一つであり、与党内にもこれを支持する声があります。

しかし、私は「非核三原則の完全実施」は、被爆国である日本が、市民レベルにおいても誇りを持って国際社会に示すことのできる、世界平和のための指針だと考えます。

だからこそ日本が国際社会で果たすべき役割は、武力による「平和」を追求することではなく、非核三原則を守り抜き、核兵器のない世界を目指して、核廃絶を訴え続けることであると思います。

平和を願うピースアクション・コンサートでの演奏と歌声を聴き、首を失った十字架上のキリスト像と被爆後の長崎の惨状を見て、その思いを強くしました。

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