【気象観測室】引き継ぎを兼ねた自動観測データの回収/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】
研究・実習
2022年11月8日
自由学園水文・気象観測室では、南沢キャンパスにおいて基準となる(最高学部棟)屋上露場と(女子部)地上露場の他に、校内の詳細な水象・気象現象を捉えるため、気温、湿度、土壌関係、地下水位等々の各種自動観測を10分毎に行なっています。一方、自動観測といっても、定期的な保守点検・データの回収等が必要で、概ね1〜2ヶ月に1回程度実施しています。
11月5日(土)の午後には、卒業を控えた4年生からの引き継ぎを兼ねて、4人のメンバーで校内を巡回し、機器ごとに異なる保守点検方法、データの回収方法等を確認しました。リーダーで4年生の鈴木祐太郎さんは「長期的な観測を続けるためには観測機器のメンテナンスを兼ねたデータの回収は定期的に行う必要があります。今後は後輩たちに引き継ぎ、データの整理・活用を続けてほしいです」と話していました。
今後は収集したデータを管理・公開するデータベースの整備が課題であり、そうした方法も検討していく予定です。
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文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)