学部3年の梅崎太郎は，学外研修制度を利用して，11月2日から1か月間，那須農場で梅林再生計画を企画・実行してきました．
那須農場全景
研修期間中は，職員の方々と同じリズムで，生活し，仕事を行いました．OB訪問などの時には臨時の休暇もいただきました．1日のスケジュールは，朝5時から8時まで搾乳，10時から12時までが昼のえさやりと牛舎掃除，午後1時半から4時までが牛舎以外での仕事，4時から6時頃までが搾乳でした．
妊娠鑑定
今回の研修の最重要課題は，荒廃している放牧地及び梅林の再生企画を軌道に乗せることでした．しかし，注文していた梅の木の苗がの到着の遅れや気候の影響で越冬にリスクがあることが発覚したため，植樹は3月に延期し，研修期間の1か月は普段の仕事に加え，牛舎の補修や放牧地の仮設などに対応しました．また，古くなった名簿の改訂や，仕事のマニュアル作り，仔牛の簡易牛帯管理表などの古くからの書類その他の改訂も行いました．
農業でお金を稼ぐ，那須農場より広い牧場を作り大学も作る，最後は食たべものから世界を平和にしたい，これが私の人生の目標であり夢です．これまでは畜産業だけを体験してきましたが，より多くの経験を積みたいと考え，今回酪農業にも挑戦しました．
那須農場の方々と
今後は，継続的に那須農場での活動を行い，まだ完遂していない梅の植樹とその栽培方法の勉強を行います．学園の食グループ、樹木グループなどの実習でも研修として使えるように，また，那須農場に行ってみたいという学部生が数名いるので，そういった人たちのためにも，学園関係者が活動できるようなシステムを卒業するまでの間に構築したいと思います．
今回の経験から酪農業が何なのかを知ることができました．そして自分にはさらに経験が必要だと感じました．資格や免許も取りたいと思いました．今回の経験は夢を叶える大きな一歩になりました．他の農場や海外の農場にも勉強に行きたいと思っています．
文・写真：梅崎太郎（学部3年）
