12月3日（月）から7日（木）まで最高学部2年の男子は九州に前期課程修了旅行に行った。羽田空港から飛行機で熊本に入り、初日は宮崎県の諸塚村と高千穂に行き、高千穂では夜神楽を見学した。2日目は自由学園の東天寮と清風寮の寮歌にもなっている詩を作った広瀬淡窓が創立した咸宜園を見学し、夜は卒業生の方が経営している武雄温泉へ宿泊し、九州の卒業生との交流のひとときを持った。3日目は吉野ヶ里遺跡を見学した後、長崎に入り、平和公園、原爆資料館へ見学した。最終日には船で軍艦島に上陸した後、自由行動の時間を持ち、長崎空港から羽田空港へと帰ってきた。
本旅行は、昨年度まで2年課程の女子学生のみが行っていたが、四年課程で行われる卒業旅行が前期課程修了旅行と名を変え、女子だけでなく今年度から男子も行く形となった。男子と女子でそれぞれ行く場所は異なるが、今回の旅行で男子が訪れた高千穂は天孫降臨の地と言われており、夜神楽のような日本古来の文化に触れる機会は女子が訪れた伊勢・奈良・京都と繫がる学びがあるのではないかと感じている。
最高学部に入り、男子のみでの行動は久しぶりであったが、男子部の頃を思い出すよい機会であった。初めての試みであったが、これからもこの旅行が続いていく良い土台を作ることができた旅行であった。
前期課程修了旅行リーダー：宮加谷直哉（文）・吉田 海
写真：木村 瞭
