7月11日から8月4日まで最高学部1～3年生20名と教師4名がネパールに行き、19回目のワークキャンプを行ないました。
今年の植林は、3年前から植林を行なっていたバカテダラと、バカテダラに植林をする前の植林地ジャレスワールに補植と除草、剪定を行ないました。昨年と比べると植林をした苗の数は半分ほどの367本でしたが、1本1本丁寧に、心を籠めて植えられたので、とても価値のある植林活動でした。
授業での交流は、科学・美術・文化・体操・植林・音楽の5つを行ないました。ネパールの授業では自由学園で言う “机の上以外の勉強” がなかなか出来る環境になく、僕らが来て授業をすることはとても有益だと感謝の言葉を学校から頂きました。
ネパールの全国紙に取材を受け、活動の内容などが新聞に載りました。これによって多くのネパール人が自由学園のワークのことに興味を持ってくれればと思います。
植林や現地と人との交流、生活調査でのネパールという国の体験、体調不良者が1日に11人出てしまったり、昨年に引き続きトイレが詰まってあふれたり、大統領就任式で学校が休みになったりなど、多くのことが起こり、過ぎていきました。日本ではできない様々なことを体験しました。ワークに参加したメンバーにとって、どの体験も貴重なものになったはずです。そしてこの体験が参加者みんなを成長させる体験になったと確信しています。
来年はネパールワークキャンプ20年目の大きな節目の年です。1年目に植えた小さな苗は、今では大きく育ち、ネパール人の中で生き、呼吸しています。来年度からはまた新しい植林地に苗を植え始めます。このワークがこれからも末永く続くことを願っています。
授業の様子
植林の様子
文：水野 哲（３年） 写真：岡田直子（２年）・長 克宣（１年）
