最高学部は、4年課程の1月31日の卒業研究論文提出と、2年課程の2月27日の卒業勉強論文提出を受け、3月7日（土）に研究・勉強内容の報告会を記念講堂で開催しました。これは、各グループで進められている研究の成果を学園内外にむけて公表し、広く社会にアピールするとともに、下級生の今後の研究の参考にしてもらおうというものです。
当日は、2年課程1グループと4年課程の9つのゼミナールが、1年間の研究成果をコンパクトにまとめて発表し、活発な質疑応答が展開されました。最後に学部長鈴木春男先生から総括コメントが述べられました。
報告会リーダーの竹田拓己くん（4年）の感想
私たち男子部65回生、女子部85回生はこの1年間、早い人で2年間、それぞれの研究を進めてきました。ほとんどの人が初めての研究であり、試行錯誤しながら進め、ある時は思うように進まないこともありました。しかし、先生や学部生をはじめ多くの方に助けていただき無事に研究を終え、卒業論文を書き上げることができました。
報告会を終えて、感謝の気持ちでいっぱいであることは皆が思っていることであると思います。私自身多くの方に感謝の気持ちでいっぱいです。私がリーダーとして1年間その任を全うできたのは他ならぬクラスの励まし、協力があったからです。私一人の力ではできませんでした。一緒にリーダーをした高柳宏子さんと、田口もな美さんには特に感謝しています。
1年間クラスが一つとなって、一つの同じ目標に向かって、何かを創っていくことが、どれほど大切なことで、どれほど感動的で、どれほど貴重なことであるか、私は最後の最後である卒業報告会で感じることができました。これは自由学園のおかげでもあります。この報告会を通じてさらに学園を好きになりました。
ご来場の皆様、本当にありがとうございました。
2年課程卒業勉強の報告
数理情報の報告
経済の報告、指導の杉原先生からの一言
思想・歴史の報告、その展示
物理・化学の報告
物理・化学の実験実演、教育の質疑応答
生活研究の報告、生活美術の卒業制作
生活美術の卒業制作
リーダーから最後の挨拶
文：遠藤敏喜（学部教師） 写真：八木顕人（学部2年）ほか
