3月6日（土）に2年課程の卒業勉強と4年課程の卒業研究の報告会が記念講堂で開催された。当日は、あいにくの雨天であったが、2年課程1グループと4年課程の6つのテーマ別グループ研究が、2年課程は1年間、4年課程は2年間の研究成果をコンパクトにまとめて発表した。ご来場の皆さまからは活発な質問や感想があった。報告会の後には学部食堂にて交流会を行い、卒業年次生とご来場の皆様とで歓談した後散会した。来場者数は310人であった。
報告会リーダーの高橋 将くん（4年）の感想
今年度の報告会は、これまでの総合演習がテーマ別グループ研究に変って、新カリキュラムとして初めての報告会でした。「結論」という密度の高い情報を短い時間で伝える報告を準備することは難しく、やや説明不足の部分もあったことと思います。しかし、全てのグループに対してご質問、ご意見をいただくことができ、私たち卒業年次生にとって有意義な時間を過ごすことができました。そして初の試みであった交流会で、これまでの報告会ではお受けすることのできなかった、ご意見ご感想を直接いただくことができたことはとても良かったと思います。ご出席いただいた全てのお客様、そして2年間指導に当たってくださった先生方に感謝申し上げます。
報告会リーダーの一井 緑さん（2年課程2年）の感想
報告会は私たちにとってたいへん大きな経験となった。私たちだけの力では、到底ここまで来ることはできなかった。報告会当日は、卒業勉強に携わってくださった様々な方が来てくださり、改めて多くの方の協力あっての卒業勉強であったことを実感した。この勉強を見守ってくださっていた人たちにむけて、よい報告ができたと思う。当初は、4年生の卒業研究と並行してスケジュールを組んでいたが、生活や経験の違いから、無理を聞いてもらう機会も多かった。そのことを理解し、考慮してくださったことにも心から感謝している。本当に多くの人々に支えられ、報告会を終えることができた。そのことを忘れないためにも、1年間皆で取り組んだこの勉強の経験を今後に生かしていきたい。
2年課程
（左）「自由学園の大学」について考える （右）最高学部と地域との関わり
（左）最高学部について英語資料作成と調査 （右）質疑応答
（左）2年課程挨拶 （右）展示
4年課程
世界と日本の文化
（左）日本における異文化の受容 （右）空間意識―間とつながり―
（左）宗教に見る江戸・東京 （右）表現とその方法
（左）質疑応答 （右）指導の先生による講評
自然の理解と創造
（左）スポンジケーキを題材としたおいしさの追及 （右）交流会でふるまわれたケーキ
（左）（右）自然と人の関わり―武蔵野の栽培種と野生種―
ライフスタイル
（左）自由学園の男女別教育 （右）指導の先生による講評
人間形成と教育
（左）子どもを受容すること （右）スポーツ活動におけるネガティブ体験の質的研究
（左）質疑応答 （右）展示
数理モデルとインターフェイス
（左）小規模ネットワークにおける2極化とその抑制 （右）質疑応答
（左）サッカーのプレーにおける合理的判断とは何か （右）・セグメントマップを用いた自由学園におけるプレゼンテーションのモデル化
環境と経済・社会
（左）自由学園での創エネルギー導入の可能性に関する研究 （右）質疑応答
その他
（左）学部長のお話 （右）4年課程挨拶
（左）交流会 （右）織物の展示
文：遠藤敏喜（学部教師） 写真：後藤健太（学部1年）
