最高学部の講義「日本の里山・里川・里海と地域デザイン」では、秋期1回目の講義で、各自が更に深めたいと思うテーマを短いプレゼンテーションにまとめて発表し、互いにコメントし合う時間をもちました。
前回、メンバーからは、シカの被害と対策、里山の減少と新しい里山の在り方、若者の力を地域に活かす、荒川の「横堤」と流体の制御、里山の管理、森林管理と針広混合林化、3Dソフトを使った名栗の里山の再現、荒川水系新河岸川流域について、養蚕文化の継承といった各自の関心に沿ったテーマが出されました。
11月12日(土)、秋期2回目の講義では、前回の発表を各自がレポート形式にまとめたものを事前に提出し、これを基に共有する機会を持ちました。それぞれの発表に対して教員・学生がコメントをし合うゼミ形式で進行し、活発な意見交換が行われました。新しい里山、地域・地方の在り方を中心に、興味関心はそれぞれ異なりますが、発表を互いに聞き合い、各種の方法論や最新事例などの情報交換を進めることができました。
メンバーからは「漠然としていた皆の意見や考えが更に詳しくなっていて、より洗練された意見が増えた気がする。自分の研究もどんどん進めていかなければならないと感じた」といった感想が聞かれました。
今後は、今回提出されたレポートを来月までに再度ブラッシュアップし、最終課題として取りまとめて行きます。
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文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)