国立科学博物館が主催する夏休みサイエンススクエア開催中、8月7日(金)~9日(日)の3日間に、自由学園が「文字の見えるピラミッドを作ろう」という企画で参加しました。
自由学園の数学教師高田貴が、男子部の数学の授業のために考案した工作で、数学関連の雑誌で紹介されたこともあります。
当初は対象者を小学校5年生以上としていましたが、親子でいらっしゃる方が多いので、途中から親子いっしょであれば小学1年生から参加できるようにしたところ、3日間で200人以上の小・中学生が参加し、それぞれ「文字の見えるピラミッド」を作っていきました。
正方形の平面に書いた文字を、4枚の3角形に分割し、それを縦長に4倍に引き伸ばした3角形に写し取って仕上げます。
数学的な考え方がこめられていますが、一人ひとり自分で文字や形のデザインをするので、仕上がったものは皆それぞれ味わいがあり、その人ならではのものが出来上がります。
難しい文字に挑戦した人は、1時間以上かけて作り上げた人もいました。仕上がった時には、皆うれしそうにしていました。
比例や、2次元から3次元への展開について、体感する中で自然に考える機会となるだけでなく、、年齢に応じた学びが出来ます。
付き添いでいらしているお父様、お母様方も一緒になって考えていらっしゃり、大人も楽しんでいただけたのではないかと思います。
3日間とも自由学園男子部(中等科・高等科)の生徒と最高学部(大学部)の学生たちが、アシスタントをつとめました。
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