スクールフラワーの梅が咲き始めました/近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

スクールフラワーの梅が咲き始めました/近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

近況

スクールフラワーの梅が咲き始めました

2017年1月12日

創立者のおひとり羽仁吉一先生(ミスタ羽仁)は、著書「雑司ヶ谷短信」(下巻)「梅花清潔」にスクールフラワーとして梅をお選びになった理由を記されています。厳しい寒さの中で花を咲かせる凛とした佇まい、春の到来を告げるその高貴でありながら清浄な雰囲気を好まれ、キャンパスにたくさんの梅を植えられました。
昭和27年、最高学部の先代の食堂の建前を前に、その前庭には数百本の白梅を植えたいという構想も語られています。(「雑司ヶ谷短信」(下巻)「炬燵の上で」)
その梅は現在も最高学部の学生たちによって大切に手入れされています。
この時期になるとどこからともなく、梅の香りがほのかに漂ってきます。初等部横のしだれ梅は、一番早く、昨年末に開花しました。図書館前の蠟梅は黄色い花をつけています。最高学部前の梅園はつぼみも膨らみ、花を咲かせているものもチラホラあります。
ミスタ羽仁は「梅の持つ清浄な雰囲気が、見る人に粛然たる気持ちをもってもらえたら。そして、ただ美しいばかりでなく、清潔な感じを服飾、髪かたちをはじめ、今の世態一般に望みたい」と今から60年以上も前に書かれています。

初等部前のしだれ梅

図書館前の蠟梅

最高学部前の白梅

手入れをする最高学部1年生

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