2019年10月26日（土）、おだやかな好天に恵まれた今日、午前と午後の2回にわたって自由学園記念講堂を会場に「自由学園コンサート」～若者たちの未来に心を寄せて～が開催されました。
今回演奏したアンサンブルのメンバーは、
ピアノ オリバー・トレンドル氏（名だたる交響楽団と協演し、50枚以上のCD をリリース）
ヴァイオリン ダニエル・ゲーデ氏（前ウィーン・フィルコンサートマスターで自由学園客員教授）
チェロ グスタフ・リヴィニウス氏（チャイコフスキー国際コンクールの覇者）
自由学園理事長の村山順吉も、特別出演でピアノを演奏しました。
※演奏者の詳しい紹介は、各プログラムをご覧ください。
■午前のコンサート 11:40開演 約50分間
会場には、男子部・女子部（中等科・高等科）、最高学部学生ら在校生が1階に着席し、2階の一般席には、0歳から小学校4年生までのお子さま連れの方が200名近くいらっしゃいました。クラシックコンサートは、お子さま連れの方は入場できない場合がありますので、皆さま喜んでいらしていました。
コンサートの最後には、学園の中等科・高等科・最高学部生も演奏に加わらせていただき、村山順吉理事長の指揮でラデツキー行進曲を演奏して、会場の皆さまや生徒も手拍子をして一緒に楽しみました。
最後に生徒代表から、花束を差し上げました。
【プログラム（午前）】
下記画像（jpg）をクリックすると拡大してご覧いただけます。
■午後のコンサート 14:00開演 約100分間
午後は小学校5年生以上の方を対象としたコンサートで、約300名をお迎えして開かれました。曲目は変化に富む充実した内容で、加えて日本の曲や「美しく青きドナウ」など、よく知られる曲も演奏して下さいました。
三重奏のほか、ヴァイオリンとピアノ、チェロとピアノ、弦楽器のみとさまざまな二重奏による演奏があり、息をのむようなその美しい音色、弦とピアノの響きに会場が満たされました。1曲演奏を終えるたびに盛大な拍手が送られ、コンサート終了後は、皆さま笑顔でお帰りになりました。
【プログラム（午後）】
下記画像（jpg）をクリックすると拡大してご覧いただけます。
プログラム 外面
プログラム 中面
■ダニエル・ゲーデ氏を客員教授に迎えて
ダニエル・ゲーデ氏（前ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター）を迎えての「自由学園コンサート」は、3年前から開かれています。かねてより音楽を通じてゲーデ氏と親交がある自由学園理事長の村山順吉が、学園在校生に素晴らしい音楽に触れさせたいと願ったことがきっかけで始まりました。
各コンサートの終わりに、村山順吉理事長よりご挨拶をして、ご来場くださった皆様に感謝を申し上げると共に、自由学園では本物の音、素晴らしい音楽に、ぜひ子どもの時から触れさせたい、それにより未来をつくる子どもたちの感性がより豊かに成長するようにと願って、ダニエル・ゲーデ氏を客員教授として自由学園に迎えたことをご紹介しました。
ゲーデ氏を中心に、一流の演奏家による音楽を幼児生活団幼稚園から最高学部（大学部）までの各段階の在校生が聴かせていただく機会を設けるほか、弦楽器については、児童・生徒・学生対象に指導をしていただくワークショップも計画しています。今年も11月初旬にさっそく実施する予定です。