東久留米市環境フェスティバルは、毎年、「環境月間」の6月に市民プラザで開催されています。昨年度は新型コロナウイルス 感染症拡大防止のため休止となりましたが、2021年度は、市民実行委員会の企画で、参加団体の活動紹介等をまとめたブックレットの作成・配布、および2-3分程度の動画(東久留米市公式YouTubeチャンネルにて)の配信により、情報発信が行われています。
第25回東久留米市環境フェスティバル「あなたの手で!未来は変わる 環境フェスタ」に、(学)自由学園環境文化創造センターも「水源の森の若返り:伐採後の萌芽更新と林床斜面の保護」として、向山緑地・立野川勉強会と共同で参加し、活動紹介(ブックレットに掲載)と動画の配信を行っています。
向山緑地・立野川源流域(東久留米市南沢)は、北向きの縁崖林で、在来の野生植物が多く生育しています。旧石器・縄文時代(向山遺跡)から近年(周辺の農家による持続的管理)に至るまで、人々の生活の場として利用され、大切に守られてきました。
向山緑地・立野川勉強会は、この豊かな自然環境を維持・保全していくために、2012年3月に発足し((学)自由学園と、NPO法人南沢シュタイナー子ども園が団体会員)、東久留米市とボランティア協定を結びました。毎月最終土曜日の活動日では、まず自然観察を行い、緑地内の自然環境について皆で勉強し、この貴重な自然環境をどのように維持していくのか考えながら保全活動に取り組んでいます。
今回の環境フェスティバルでは、取り組んできた活動内容と、現在の環境トピックスとして、①向山緑地若返り事業(東久留米市 森林環境譲与税充当事業)についてと、②2020年8月に向山緑地でも確認された「ナラ枯れ」について紹介しています。
第25回東久留米市環境フェスティバル参加団体紹介ブックレットは、東久留米市ホームページにも掲載(2021年9月1日掲載終了予定)されています。自由学園としては、最高学部生活経営研究実習「庭園・自然環境:草本・潅木」グループが活動紹介(ブックレットに掲載)で参加しています.またブックレット等の表紙デザインは,最高学部の学生達が担当しました. ぜひご覧ください。
文:柏木めぐみ(環境文化創造センター 研究員)
【リンク①】
最高学部HP内記事
https://www.jiyu.ac.jp/college/blog/kj/65367