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自由学園の創立者
創立者 羽仁吉一・もと子夫妻
 自由学園は信仰を持った2人のジャーナリスト、羽仁吉一・もと子夫妻によって、大正10年(1921年)4月15日に創立されました。

 創立者の1人、羽仁もと子は、明治6年(1873年)青森県八戸に生まれました。当時の普通教育8年(初等科4年、中等科高等科各2年)を終えたもと子は、上京し、明治22年(1889年)に開校された東京府立第一高等女学校に入学。同校在学中にキリスト教との出会いがあり洗礼を受けました。さらに明治女学校で学びましたが、途中で郷里に帰り、盛岡でカトリックの女学校の教師となり、その後、再び上京、紆余曲折を経て当時の大新聞である報知新聞社に入社しました。最初は校正係をしましたが、やがて才能を認められて編集局に入り、日本最初の女性新聞記者となりました。
創立者の羽仁両先生
  • 創立者の羽仁両先生

 羽仁吉一は明治13年(1880年)山口県三田尻(現在の防府市)で生まれました。小学校を終え、漢学塾で学んだ後に上京。報知新聞社に入社し、政治ものを中心に活躍し、若くして編集長となりました。やがて2人は互いの持つ優れた資質に惹かれ結婚し、退社しました。吉一は地方紙の支局長として単身赴任しましたが、半年で辞職し帰京。羽仁夫妻は明治36年(1903年)4月に今日の『婦人之友』の前身、『家庭之友』を創刊しました。わずか32ページの第1号でしたが、この雑誌は日本の家庭の合理化、近代化を力強く訴えました。もと子は毎号、キリスト信仰に基づくよりよい生き方を、巻頭論文を通じて読者に訴え続けました。

 2人は3人の女子に恵まれましたが、次女 凉子は2歳に満たず夭逝しました。この愛する子の死により2人の信仰は深められました。長女 説子、三女 恵子(2代目の学園長となる)が小学校で受ける教育を見て、2人は、特にもと子は非常な不満を感じました。子どもたちの考える心を育てず、ただ知識を詰め込むだけであり、その詰め込まれる知識は、役に立たないものが多かったのです。

自由学園の誕生
 恵子が女学校に進学する時が来て、羽仁夫妻は自分たちで理想的な学校を創ろうと決心しました。このことを『婦人之友』誌上に発表し、2人の信仰の師である植村正久牧師の協力を得て大正10年(1921年)4月15日に学校を開校しました。読者の家庭が送った少女たちの中から選ばれた26人が最初の生徒になりました。校舎の設計は2人の富士見町教会での友人で建築家の遠藤新に依頼しましたが、遠藤は折から帝国ホテルの設計監督のために来日していたアメリカの高名な建築家、フランク・ロイド・ライトを紹介しました。こうしてユニークで美しい校舎が東京目白の地に誕生したのです。この建物は平成9年(1997年)5月、国の重要文化財に指定されました。
 
自由学園の誕生
  • 設立当初の女子部の生徒達

 学校の名は新約聖書『ヨハネによる福音書』8章32節の「真理は汝らに自由を得さすべし」からとられて、「自由学園」と名づけられました。こうして自由学園はもと子のたぐいまれな独創性と、これを支えた吉一の優れた実行力によって「真の自由人を育てる学校」として生まれ、成長しました。創立に際して2人は真に自由な教育を行なうため「多くの不便をあえて忍んで」各種学校として始めました。これは戦後の昭和22年(1947年)3月の、6・3制の導入にあたり、文部省が昭和22年4月に中等科を中学校として、昭和23年3月に高等科を高等学校として認可するまで続けられました。

 2人は次々と集まってくる子どもたちとともに、自由学園を生命ある学校として発展させ、昭和2年(1927年)に初等部を、10年(1935年)に男子部を、 14年(1939年)に幼児生活団を始めました。そして昭和24年(1949年)には新制大学発足にあわせて、大学に相当する最高学部(男子4年、次年度から女子2年)を開学し、現在に至っています。

 羽仁吉一は昭和30年(1955年)10月に心筋梗塞で急逝しました。残されたもと子は後を追うように、32年(1957年)4月に天に召されました。自由学園は今日も、この2人の偉大な創立者の思想、教育理念を大切にして歩んでいます。。

受け継がれる意志
 羽仁夫妻が創設した婦人之友社は、平成15年(2003年)4月、創刊100周年を祝いました。「生活を愛する気持ちとよい家庭がよい社会を創る」という信念を持って雑誌『婦人之友』を始め、『明日の友』、『かぞくのじかん』、書籍・実用書を出版しています。
 もと子の思想に賛同した『婦人之友』の愛読者たちによって、昭和5年(1930年)には「全国友の会」が誕生しました。友の会はキリスト教精神に基づく愛と協力をモットーに、健全な家庭を育み、地域に働きかけ、よりよい社会をつくりたいと活動しています。

 こうして、たぐいまれな夫婦の共同事業である自由学園、婦人之友社、友の会は2人の没後半世紀となる今日も、2人の掲げた理想を求めて歩んでいます。
 
創立者の羽仁両先生
  • 開校直前の創立者羽仁両先生

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