「落語会」
LA協力委員会主催「落語会」3回目が開かれる。
6月22日土曜日午後、時々激しい雨。LA学生のたくさんのリクエストにより、協力委員会による落語会が催された。場所は記念講堂内にある音楽室。110名あまりが参加。今回もご縁があり前回2月と同じ、六代目三遊亭円楽師匠の一番弟子、三遊亭楽生師匠である。ご紹介のあと、師匠自らトークで会場を和ませた。
出囃子の中、明るいお召しもので、まずは落語定番の人物、とぼけた与太郎が楽しませてくれる「牛ほめ」。表情豊かに与太郎を語り演じ分ける師匠。『「落語は高座の良し悪しがかなり大事。今回の高座は最高でした。」と師匠の言葉を頂きました』と主催した協力委員会のSさん。びしっと整えられた緋毛氈と表情を際立たせる照明がさらに観客を楽しませてくれる。休憩のあと、今度は打って変わって、きりっとした出で立ちで師匠が登場。演目は扇子を縦に杖代わり、「おせぇーてやろうか」と語る古典落語『死神』。
病人の足元に死神がいれば、呪文を唱えれば救われる、枕元ならもう助からない。「演目変わった後半も師匠の表情が豊かで、落語は想像力を掻き立てるものと改めて感じた。そしてビジュアル化が著しい昨今、こんな古典落語に子どもたちもたくさん触れられればと思った」とH家族のSさん。拍手喝采、追い出し太鼓が鳴り響き、名残惜しいが終演。雨の中、皆様も足元をすくわれないよう、お気をつけて。(金子麻貴)
「落語会」終演後、三遊亭楽生さんと一緒に
「懇親会」
「LAが一番!」。懇親会の巻
今年度新しいメンバーのうち15名の歓迎の意を込め、1期生から4期生まで総勢60名が集う懇親会が午後4時から「しののめ茶寮」で開かれた。
この会に先立ちLA一番人気のプログラムである三遊亭楽生師匠による落語の後、着物から一転 蝶ネクタイで正装された師匠を特別ゲストとしてお迎えし、乾杯。すぐに会場はフレンドリーな空気に包まれ、各テーブルの親睦が深まっていった。そんな様子に、初めて参加の4期生・H家族の大野さん「『LAの土の会』が作ったお野菜をはじめ 美味しいお料理を頂きながらの歓談 は、 和やかで気持ちまで穏やかになり、不思議と元気をもらいワクワクした。 とにかく楽しい時間だった」。1期生・I家族の飯島さんは、「楽生師匠が各テーブル回ってくださったことが交流を深めた」と語る。また、師匠を交え、次なる企画に熱心に意見を出し合うLA生の姿も。楽生師匠からも、「どこよりもLAのお客さんが一番、最高です」。絆がしっかり結ばれたひと時だった。(斎藤すわみ)