アフタースクール「安全学習会」/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

アフタースクール「安全学習会」/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

アフタースクール「安全学習会」

2017年11月4日

11月2日(木)にアフタースクールで「安全学習会」を行った。これは、昨年度から引き続き2回目の会になるが、今回は13名の子どもたちが参加した。ここでは、「自分の『安全』について考えよう」をテーマにし、併せて子どもたちと双方向でコミュニケーションを取りながら、全員で課題や意見を共有することにもポイントを置いて進めた。

立正大学小宮信夫教授は、「犯罪を予測するためには、人ではなく場所や景色から、その可能性を読み取れるようにしなければならない」と述べている。一方で、2016年11月4日の神戸新聞には次のような記事が掲載された。

  • 「(マンション居住者で小学生の子どもがいる親から管理組合へ)知らない人にあいさつされたら逃げるように教えているので、マンション内ではあいさつをしないように決めてください。子どもにはどの人がマンションの人かどうか判断できない。教育上困ります。」

この記事からは、”知らない人=不審者”という図式が見られるわけだが、私たちは直感的にはそうではないだろうと思いつつ、小宮教授が指摘するように、”人”から犯罪の可能性を読み取る難しさを別の意味で表した事例であるといえるだろう。

小宮教授は、読み取りのキーワードとして、「自分のいる場所が『(人が)入りやすい場所か』『(人から)見えにくい場所か』」ということを挙げており、今回はこの考え方を参考に、風景写真などを用いて具体的なイメージへと繋げてもらいながら子どもたちには取り組んでもらった。

最後は全員に、「今日分かったこと」「これから気をつけたいこと」を書いてもらい、一人ひとり本当にしっかりと書き込んでくれた。コメントの中には「いがいと安全だと思った場所もきけんがあってびっくりした(原文)」「これからは少し周りを気をつけながら学校に行きたいです」というものもあり、この勉強会が子どもたちの安全意識を少しでも刺激できたのではないかと感じられた。アフタースクールとも情報を共有し、子どもたちのより安全・安心な環境作りを目指してゆきたい。

 危機管理本部 蓑田圭二

 

カテゴリー

月別アーカイブ