東村山スタボラ会定例会で講演/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

東村山スタボラ会定例会で講演/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

東村山スタボラ会定例会で講演

2020年10月24日

10月23日(金)、災害発生時に東村山市内で活動することを目的に設立されたスタボラ会という団体の定例会で講演を行った。今回は、豪雨災害をテーマとして取り上げ、昨今の雨の降り方の変化やそれに伴う災害発生状況などに焦点を当ててお話させていただいた。

今年に入り、この北多摩地区でも各自治体が浸水予想区域図(洪水ハザードマップ)の改定を行った。改定のポイントとしては、これまで平成12年9月の東海豪雨(総雨量589㎜、時間最大雨量114㎜)を浸水予想の対象としていたものを、総雨量657㎜、時間最大雨量156㎜(想定し得る最大規模の降雨)に変更されたことがあげられる。そして、実際に改定された浸水予想区域図を見てみると、特に50㎝以下の浸水予想区域(「内水氾濫」発生予想区域)が大きく広がった印象を持つ。

また数値的には、リスクに繋がる雨量の幅が広がったようにも見えるが、昨年度の台風19号では24時間雨量で347㎜(所沢観測点)を記録しており、1999年10月には千葉県で153㎜の降雨記録もある。つまり豪雨が数日間続くような最近の現状の中では、今回の改定には、現実味を持った深刻さがあることが分かる。

この講演会に参加された方々の多くが、それぞれの地域で指導的な立場で活動をなさっているとのこと。ここで得られた情報を上手く活用していただき、地域の安全・安心のために役立てていただければ幸いである。

コロナ禍、今年度上半期の講演は全てキャンセルになってしまったが、9月に入り、少しずつ講演依頼の数が戻って来ている。来月には、東村山市教育委員会による市民講座、年明けには東村山市社会福祉協議会による災害ボランティア養成講座などが既に決まっている。こうした状況下でも足を運んで下さることに感謝をして、良い準備を重ねて臨みたい。

危機管理本部 蓑田圭二

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