東村山市教育委員会市民講座(第3回目)で講演/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

東村山市教育委員会市民講座(第3回目)で講演/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

東村山市教育委員会市民講座(第3回目)で講演

2020年12月5日

12月3日(木)、先月の19日から始まっていた市民講座の第3回目(最終回)の講演を行ってきた。これまでの講演内容を受けて、今回は「自助からはじめよう」をキーメッセージとし、この講座全体のまとめと位置づけた内容を準備した。

本校の有る東久留米市でも同様であるが、大きな自然災害が発生した際には、避難所を利用できない可能性が高い。それは、そこを避難所とする地域の人々の人数に対して、その収容力が圧倒的に不足していることが要因で、コロナ禍では、それが予定していた人数の1/3になっているという試算もある。

そのことを踏まえると、これからの避難生活(被災生活)の考え方を大きく転換する必要があり、その一つの考え方として”「在宅避難」=「自助」”ということを提案した。(”「在宅避難」=「自助」”については、かねてから学園町の皆さまにもお願いして来ていたが、コロナ禍という状況もあって、どの地域にも共通の課題になっている。)昨今、豪雨災害が頻発するようになり、それに伴い「避難することは避難所にゆくことではない」ということを行政も発信するようになってきたが、それは個人による被災生活の準備(自助)とのセットでなくてはならない。その意味での”「在宅避難」=「自助」”である。

さて、この市民講座の準備にあたっては、私自身、”コロナ禍にもかかわらず、ご参加いただいた方々にご納得いただける内容にできるかどうか”、”併せてその後の皆さまの具体的な防災行動に繋げられるかどうか”、という思いを持って取り組んできた。主催した担当者からいただいたアンケート調査の結果では、約87%の方々が内容・講師がとても良かったと回答して下さり、また「一人でも多くの方が受講されることを望みます」「自治会内での説明に役立ちます」「自分の災害対策を再確認する必要があると感じました」といったコメントもいただき、市民講座としての役割を果たせたことへ安堵すると共に、当初の目的がかたちにできたという思いにもなった。

前回のブログでも触れたように、来月からは6回連続での講座を講師およびコーディネーターとして担当する。引き続き良い準備をして、地域の防災力向上に貢献できるようにしたい。

危機管理本部 蓑田圭二

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