防災まちづくりの会・東久留米年度総会で講演/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

防災まちづくりの会・東久留米年度総会で講演/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

防災まちづくりの会・東久留米年度総会で講演

2021年4月30日

4月22日(木)、市内の成美文化教育会館で開催された、防災まちづくりの会・東久留米の年度総会で講演を行ってきた。この防災まちづくりの会・東久留米は、今から20年ほど前に設立され、長い間、市内の防災力向上のために尽力してきた団体で、東日本大震災が発生する以前からの活動実績がある。また、東久留米市文化協会との連携で、毎年「防災まちづくり学校」も開催している。

さて、この日のテーマは、「『地区防災計画』を考える」としたが、この計画は、具体的には行政が作成する「地域防災計画」の下に位置づくものである。昨今、各自治会や自主防災組織では、マニュアル作りや備蓄体制の強化が進んで来ているが、一方でその内容が、その地域に固有の防災課題に即応したものなのかという議論もなされている。そうした問題意識への一つの解決策として、この「地区防災計画」は推奨されている。

この「地区防災計画」の特徴としては、その作成主体や方法にかなりの自由が認めらていること、そしてその作成段階には行政や専門家が積極的に参加することなどがあげられる。一般の我々でもアクセスできる情報(国勢調査結果や国土地理院地図、過去の降水記録など)を使って、その地域に固有の防災課題を炙り出しながら、同時にその対策を考えてゆく作業を丁寧に積み上げてゆくのである。

総会での質疑の中で、「自分たちが住んでいる地域の課題を教えて欲しい。」という要望が出されていた。今回のテーマは、そういった思いをお持ちの方々にとっては、タイムリーな内容だったのではなかったかと思っている。それぞれの地域へ持ち帰ってもらい、防災力向上の一助となれば幸いである。

危機管理本部 蓑田圭二

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