TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」7月22日(木)/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」7月22日(木)/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」7月22日(木)

2021年7月24日

7月8日(木)からスタートした「ギュッと防災講座(隔週木曜日)」は、早くも好反響をいただき、あらためて身の引き締まる思いである。今回は、前回の放送以降、何度が激しい雨が降ったこともあり、その点を取り上げた内容でお話しすることにした。ご存知の通り、気象庁のデータベースには過去の降雨記録があり、これまでも東久留米市の降雨記録を調査する場合には、(近隣の観測所データとも比較してみて)狭山湖のダムサイトにある所沢観測所のデータを参考にしてきたことから、今回もそのようなかたちでデータをそろえていった。

それによると、例えば7月15日(木)は、夜中の2時から早朝6時までの5時間で96.0㎜の降雨があったことが分かった。この間、3時には29.5㎜、4時には30.5㎜もの降雨があり、それぞれ”どしゃ降り”あるいは”バケツをひっくり返したように降る”といった表現が用いられるくらいの雨量だったことが分かる。しかしながらこのデータも、そのままリスク判断に使えるかと言われればそうとも言い切れず、より身近な降雨状況を知る方法として、今回は、国土交通省が運営する「川の防災情報」というサイトをご紹介した。このサイトは、主には各河川の状況を確認するために用いられるものであるが、各地域に設置された雨量観測所のデータもリアルタイムで分かるようになっている。東久留米市では、大門町二丁目に設置されており、この他小平霊園に設置されている雨量観測所のデータも参考にできる。

この日のデータで興味深かったのは、同じ時間帯の上記二か所の雨量観測所データで、大門町二丁目では1時から4時までの4時間で6.0㎜、小平霊園では2時から6時までの5時間で14.0㎜しか降っていなかったということである。所沢観測所からは、前者が約10㎞、後者が約4.5㎞ほどしか離れておらず、それにもかかわらず雨量にこれほどまでの差が見らるというのは驚きであった。いつもお伝えしている通り、お住まいの地域により近い情報を取って、ご自分のリスク判断に繋げることの重要性をあらためて感じさせられた思いだった。

次回は、洪水ハザードマップに焦点を当て、そこで予想される被害をどのように考えるべきかについて取り上げたいと思っている。

危機管理本部 蓑田圭二

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