TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」9月16日(木)/キリスト教会防災ネットワークの防災セミナーへ協力/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」9月16日(木)/キリスト教会防災ネットワークの防災セミナーへ協力/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」9月16日(木)/キリスト教会防災ネットワークの防災セミナーへ協力

2021年9月16日

◆「ギュッと防災講座」◆

今回の「ギュッと防災講座」では、「地震」と「強風」という複合的要素による災害ということを取り上げた。これは前回の放送でも少し触れたテーマではあるが、例えば、1923年9月1日に発生した関東大震災は、台風との複合災害という側面もあると言われている。当時の8月31日には、台風が九州地方に上陸しており、翌日、関東大震災が発生した時間帯には、それが日本海へと進んでおり、都内では南南西の風が12.3ⅿ/sであったとされている。結果的にはこの強風が、延焼被害を拡大させた要因の一つであるという見方もある。

ただ、この12.3ⅿ/sという風速が特別なものかと言えばそうでもなく、例えば、今年2月に都内で吹いた春一番が、南の風15.2ⅿ/sであったことを考えると、「地震」と「強風」という組み合わせの複合災害は、我々の日常の中で容易に起こり得るという認識を持つ必要があることを思わされる。更に、ここに「火災」が加われば、関東大震災のような状況にもなり得るということは容易に想像でき、地震に因る出火原因や延焼原因などのリスクを特定し、それに適切に対処することを地域防災の柱としてもらいたいという思いを強くする。

また今週末には、台風が関東地方へ接近するという予報が出ている。気象情報によれば、土曜日辺りには「温帯低気圧」に変わるということのようであるが、これも前回触れたように、「台風(熱帯低気圧)」から「温帯低気圧」への変化は、決して安全情報を意味している訳では無いことから、天気予報の情報をよく確認しながら、今後の予定を柔軟に考えていただきたいと思っている。

◆キリスト教会防災ネットワーク新座・東久留米・清瀬「防災セミナー」◆

2017年より、本校を会場として毎年行われてきた「キリスト教会防災ネットワーク・防災フェスタ」は、昨年に引き続き、今年も中止となってしまった。その代わりとして、今回も各教会信徒の方々に向けた「防災セミナー」を実施することで協力をさせていただいた。

昨年は、ユーチューブへセミナー映像を公開するかたちで行ったが、今年は、ppt資料を映像に変換する方法に変更し、資料の内容やその解説のナレーションがより鮮明になるようにしてみた。またテーマには豪雨災害を取り上げ、それへの一般的な対応を示しながら、新座・東久留米・清瀬の各市に固有の災害情報も交えて、全部で3種類の映像を用意した。

さっそく映像を使っていただいた教会からは、身に余る感謝の言葉をいただき、コロナ禍にあってもできる範囲で最大限の成果を求めることの意義を感じてるところである。台風シーズンの到来前に、こうしたかたちで地域防災へ貢献できたことを嬉しく思っている。

危機管理本部 蓑田圭二

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