【社会】飯能市「水と緑の学習フォーラム」へ参加/環境文化創造センター - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

【社会】飯能市「水と緑の学習フォーラム」へ参加/環境文化創造センター - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

環境文化創造センター

【社会】飯能市「水と緑の学習フォーラム」へ参加

2020年2月26日

今年も(1月28日),飯能市教育委員会主催の水と緑の学習推進事業「水と緑の学習フォーラム」に, センターの杉原と鈴木と遠藤(木工)が指導者の立場で参加しました.今年は,市内18の小学校,13の中学校の校長・教頭・教諭が集まり,取り組み事例等を発表し,グループに分かれてディスカッションを行いました.

これまでも,自由学園では,男子部生が名栗分収造林地で育林活動を行っている期間中(春秋年2回)に,初等部生を対象にして森林環境学習・林業体験学習を山本幸右先生と男子部生が行っていますが,2003年からは,名栗小学校の総合学習の時間に,学習林体験活動(毎年秋)も行ってきています.

昨年1月18日に,自由学園と飯能市が 「連携による森林整備に関する協定」を締結したことに伴いこれまでのオブザーバー参加から,昨年度から指導的立場として正式に参加しています.昨年度は,立派な板材を購入して教員が細かくカットし図工に使うという報告がありましたが,今年度は端材を地元業者から無料で譲り受けて図工で使うということが,20の小学校中7行で行われていました.皆同じものからスタートする,少しでも購入して林業振興につなげたい,など様々な思惑があるのですが,木の循環の学びとしては端材も利用するということは大事な学習だと思います.

ただ,林業の衰退は,林業等が盛んな時代には多くの生徒がいた山間・中山間部の学校での生徒数減少や廃校・統合につながる一方,市の中心部では生徒数が増えている一極集中現象にもつながっていることもあり,森林環境税も導入される中で,環境保全のためだけではなく,林業や森林ビジネスの振興の必要性をあらためて考えさせるものとなりました.


文・杉原弘恭(環境文化創造センター長)
写真・鈴木康平(環境文化創造センター次長)

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