幼児生活団から最高学部の各部に向けてのアンケート、20名以上の先生方を対象に行なったインタビュー、そして全校の先生方からのご意見をもとにして作成した「環境文化創造に関わる一貫教育」を表す図表が完成しました。
「環境文化創造」という名前は、環境についての学びが、私たちの生活、そして新しい社会のあり方、未来を創り出していく学びへと発展する願いがこめられています。
■「環境文化創造に関わる一貫教育」の図表
下記画像(jpg)をクリックすると拡大します。
図表のpdf画像は、こちら からご覧ください。
■今回完成した上記図表の3つの特徴
1.幼児生活団から最高学部までの19年間の一貫教育全体での取組み。
2.授業で扱われるカリキュラムだけに留まらず、それをキャンパスとコミュニティへ展開し、3つのC(Curriculum・Campus・Community)を通しての推進。
3.学習と活動の全体を3領域9分野に整理。(地域の環境基本計画とも整合)
①自然領域:河川と水資源、森林と木の利用、生物多様性
②社会領域:気候変動、資源とエネルギー、公害と汚染
③生活領域:農と食、住まいと暮らし、衣生活
円形に表したこの図表を中心から外側に辿っていくと、9つの分野のそれぞれについての、幼児生活団から最高学部までの縦のつながり、教科や活動の間の横のつながりを理解することができます。
円の外側には、各分野の「学内の目標」と「国内外の課題」が示されています。世界で起きている課題を視野に入れつつ、各段階での学びを充実したものにしていくために、この図表を活用していきたいと思っています。
自由学園環境文化創造センター次長 鈴木康平