自由学園が創立100周年を迎えた今年、「写真で見る自由学園体操会の歴史 前編・後編」を体育科教師が動画にまとめました。
学校法人自由学園のYouTubeチャンネルで限定公開しています。自由学園の関係者の方々をはじめ、関心をお持ちの皆様にご覧いただきたくご紹介いたします。
■動画「写真で見る自由学園体操会の歴史」
【前編】1921年～1971年 （5分4秒）
動画URL：https://youtu.be/SKtdij5ZtS0
【後編】1970年～2021年 （7分9秒）
動画URL：https://youtu.be/yNI7yddpEpM
■2021年度「自由学園体操会」特設サイト
上記動画のほか、体操会についての歴史、今年行われた体操会のプログラム等をご紹介しています。
https://www.jiyu.ac.jp/event/2021taisoukai/index.html
■動画「写真で見る自由学園体操会の歴史 前編・後編」の制作に際して
体育科教員：早野曜子
1921年に自由学園が目白で女学校として創立された後、女子にも運動が必要であると考えた創立者の羽仁もと子・吉一夫妻は、広い場所で伸び伸び運動ができるようにと、1925年に南澤の土地（現在の学園キャンパス）を購入しました。翌1926年には第1回運動会を行っています。1929年に体操講師として三橋喜久雄氏を招き、その流れから学園とデンマーク体操が出会うことになりました。
1931年にデンマークのオレロップ体操学校のチームが日本を訪れた機会に自由学園に招き、明日館の校庭で演技発表が行われました。その時から始まったオレロップとの交流は今も続いており、現在は幼児生活団幼稚園から最高学部（大学部）までの全校行事として、「体操会」を開いています。
その時々の瞬間を捉えた写真ですが、並べてみると、身体と時代の変遷が見えてきます。
前編では学園創立の頃、オレロップと自由学園との交流の始まり、その後時代の影響で個人の身体が国家に支配されていく様子、後編ではデンマークとの交流が盛んになり、体操から表現運動へと動きそのものも変化している様子がわかります。