2022年4月12日(火)、自由学園第102回入学式が行われ、男子部・女子部(中等科・高等科)に新しい友を迎えました。
入学式は各部の高等科3年生を中心に生徒が計画を立てて準備を進めてきました。会場の記念講堂の用意や前日の室内、外回りの掃除なども、新入生を迎えるために全校生徒で行いました。
入学式は司会の高3の生徒2名により始められ、在校生のウィンドオーケストラの演奏にのって男子部中高の新入生が入場。続いてピアノの演奏で女子部中高の新入生が入場すると、会場からあたたかい拍手が送られました。高3の新入生係が誘導をしています。ステージ上には、高橋和也学園長をはじめ、各部の中等科1年生、高等科1年生の担任教師が着席しました。
今年もコロナ禍にあるため、会場に集える人は限られているので、係の生徒が数カ所から撮影し、画面の切り替えも行って、在校生皆に生中継をしました。
■第102回自由学園入学式
新入生入場
新入生氏名点呼
入学宣言 高橋和也学園長
新入生代表により、JIYUの校旗に102個目の星がつけられる
讃美歌74番(学園創立時に歌われた讃美歌)
聖書朗読 ヨハネによる福音書第8章31~36節 (自由学園の校名の由来となっている箇所)
式 辞 高橋和也学園長
歓迎の言葉
・最高学部・男子部・女子部の委員長
・生徒代表(男子部・女子部)
校歌「自由をめざして」
新入生退場
■入学式の様子から
高3の生徒の司会で入学式が始められる
在校生のウィンドオーケストラの演奏で男子部新入生が入場
ピアノの演奏で女子部新入生が入場
高橋和也学園長による入学宣言
新入生の代表が校旗に102個目の星をつける
中等科・高等科の新入生一同
学園長の式辞 「同志・同学・同行の友」の意味についても紹介
歓迎のことば 代表は高2男子、中3女子生徒
歓迎の言葉 左から男子部・最高学部・女子部委員長
式を終えて会場を出る新入生 八重桜が咲く
男子部の新入生たち
女子部の新入生 初等部わきを通って女子部へ向かう
髙橋和也学園長は式辞の中で、入学宣言にあることば「自由学園に、同志・同学・同行の友として迎えます」の意味について新入生に話しました。
そして、学園では何事にも失敗をおそれずに取り組んでほしい。失敗から多くのことが学べて皆さんの力になるはず。自由学園では、一人一人の持つ力が伸び伸びと育つことを願っており、失敗をおそれずにやってみようと思う皆さんを支えたいと考えていること、自由学園は生徒が受け身で教えてもらうという学校ではなく、生徒が創る学校であることなどを話しました。これから新入生の皆さんが学園の一員として、皆でよりよい学校・社会にするためにはどうしたらよいのか、日々の生活で考え実行していってほしい。それらを学園で実践していくことが、将来社会に出てからよい社会を創る人になるための土台となり力となること等を新入生に向けて語りかけました。
また、在校生を代表して生徒2名、また女子部・男子部・最高学部の委員長が、歓迎のことばを述べました。それぞれ自分が新入生だった時の思いやその後の体験なども交えて話すなど、学園生活を紹介しつつ新入生に寄り添った心のこもった内容でした。
最後に校歌「自由をめざして」の曲を聴きながら心のうちに歌い、式を終了しました。
八重桜が咲き、木々の若葉が美しい学園に新入生を迎えて、希望に満ちた入学式を行うことができました。
地方や海外から入学した寮生は入寮式も行い、親元を離れての寮生活もいよいよ始まります。
翌日には、在校生による歓迎音楽会などが行われる予定です。