2024 夏休み すいせん図書 vol.2/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

2024 夏休み すいせん図書 vol.2/図書館 お知らせ・近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

図書館 お知らせ・近況

2024 夏休み すいせん図書 vol.2

2024年8月1日

2024年7月29日 

歴史 N.T.先生

『縄文時代を解き明かす』 阿部芳郎 編著 岩波ジュニア新書 
縄文時代のことは小学校の教科書に書かれていますが、どのように解き明かされたのでしょうか。解き明かす学問が考古学です。この本は、縄文時代のくらしを、縄文土器や土偶、人骨や貝殻、木の実などからどのように明らかにしてきたのか、その方法と結果がわかりやすく書かれています。著者が考古学者になった経緯もとても面白かったです。
縄文時代のことをさらに詳しく知りたい人に。

 

『ゲノムでたどる古代の日本列島』 斎藤 成也 ほか著 東京書籍  
昔のことを知る方法として最近発達してきたのが、生物がもっている遺伝子(ゲノム)を調べる方法です。考古学と互いに補い合って、昔のことがどんどん明らかになっています。
日本列島に住む人たちはどのようにやってきたのか。縄文時代の家族とはどのようなものだったのか。
理系(生物とか)が得意だけれど、歴史にも関心がある人におすすめです。

 

『縄文の狼』 今井恭子 作 くもん出版
今から一万年ぐらい前の縄文時代の一人の少年のお話。彼は運命のいたずらで狼と強い絆をもっていました。彼と狼犬は一緒に海に流されてしまい、見知らぬムラの人たちに助けられます。そのムラでなじんだ彼が、最後に彼女をつれて生まれた場所に帰る冒険の物語です。少年の成長と冒険の物語、そして愛犬との交流の物語として面白い。そして縄文時代のくらしがいきいきと書かれている点でも面白いです。

 

『やくやもしおの百人一首』 久保田香里 作 くもん出版
百人一首は「取り札」と「読み札」がそろっていないと遊べません。「読み札」が家出してしまって、困った「取り札」は神様に願います。すると「読み札」がいるはずの世界にタイムスリップしたのです。鎌倉時代、百人一首を選んだと言われる藤原定家のところへ、しかも女の子の姿で…。「読み札」が変身しているのは誰かなのか、「取り札」は「読み札」をつれて帰ることができるのか。
歴史と国語に興味を持ってくれると嬉しいです。

 

 
 
 

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