本日4月7日は、自由学園の創立者羽仁もと子先生が亡くなられて56年となる記念日です。
朝8時、東京の雑司ヶ谷にある墓前に、自由学園の教職員、有志の生徒、父母、卒業生、創立者を同じくする婦人之友社、全国友の会の代表者らが集い、礼拝が営まれました。

自由学園で学生が丹精した花と、野草を供える
讃美歌 294番 463番
聖書 ルカによる福音書17章20,21節
矢野恭弘学園長は、羽仁もと子著作集第21巻『真理のかがやき』の巻末にある「羽仁もと子評伝」(三女で2代目学園長であった羽仁恵子が著したもの)の中から、晩年の羽仁もと子先生について書かれた部分を読み、病床にあっても日々聖書と讃美歌、そして新聞を離さず、神を想うと共に、常に自分のことだけでなく、世の全ての人のことを思っておられたということを話しました。
そして、記念日を迎えるにあたり、過去を振り返るだけでなく、羽仁もと子先生のかかげられた理想のその先にあるものを見て、これからも歩んでいきたいと語りました。最後に矢野学園長が祈りをささげて礼拝を終え、参列者が順番に墓前に進んで黙祷をしました。