穏やかな晴天で暖かい土曜日。106人が集まり、讃美歌103番で礼拝が始まる。
[忘れられない人々]鈴木るり子さん(2期生)
キリスト教・柏木教会の牧師で、婦人運動家としても知られる植村環先生をお見舞いに伺った時の事。病床につかれていらした先生と言葉を交わすことはなかったけれど、教会学校の奏楽を始めた(当時高校生だった)ことをお伝えした際、大変嬉しそうに見つめられたときのそのまなざしが、その後の人生での支えとなった。
[教養講座]「やってみよう!で元気になれる食事術」
管理栄養士 塚原浩子氏 (LA選択クラス 酵母クラス講師)
健康な体作りのためには食生活の充実が欠かせない。フレイル予防に大切なタンパク質は、手の平に載る位の肉、魚、豆腐、卵などを毎食摂るのが大事。食事はゆっくりしっかり噛むと消化吸収がアップする。「早食いはつい食べ過ぎてしまう」の言葉には会場から笑い声がおこった。
発酵食品を積極的に摂ると腸内細菌が整い免疫力が上がる。日本に昔からあるキチンと作られた調味料を使ってほしい。
このような食卓を手間をかけずに整える工夫としては、野菜をまとめて切ったり茹でたりして保管するとすぐに使える。野菜は干すと旨味が凝縮し使い勝手も良く、ポン酢や麺つゆにつけるだけで美味しい。空気が乾燥している今はベストシーズン。その後は手作りポン酢、酒粕ペースト、乳酸発酵漬け、茹で鳥、海苔ダレなど応用範囲の広いレシピを教えていただいた。塩分摂取を減らすために
香り、酸味、旨味を足す事も覚えておきたい。
最後に「やってみようと思うだけで前向きになれる、前向きになると心が豊かになり健康にすごせる」との言葉には会場のあちこちに頷く姿があった。LA生の家のベランダには明日から色とりどりの野菜が干される事だろう。
[午後の集い]LA協力委員会による企画・運営-「気功」体験
森田 道子氏 日本スポーツクラブ協会認定 マスターインストラクター
5月のみんなの日の午後に予定されていたが、コロナ感染拡大を受けて急遽延期となっていた多くの人が楽しみにしていたプログラムだ。
“ボーイングエクササイズ”という”棒“を使って身体の様々な部分をこすり、血流を良くする。ユーモアを交えた先生のお話と共に体験する。
最後に、先生の気功模範演技が披露された。ゆっくりと確実で、しなやかに動かれる先生を見ているだけで身体が、浄化されていくような感覚さえ覚えた。
手軽な道具なので、家で思い出しながら復習するときっと健康が維持されることだろう。12月にしては、暖かい日であったことも、暖房設備のない会場にも拘わらず、気持ちの良い2時間余りとなった。