今回、みんなの日の午後の集いは、LA学生有志(協力委員会)による企画・運営。初めての試みです。 「伝承遊びで 脳トレ」と題し、小学校の元校長先生、 伝承遊び研究家の吉祥千明さん(LA2期生)の指導で、3つの伝承遊びを楽しみました。
最初は「お手玉」。一つを上に投げ、落ちてくるのを片手で取るところから始まり、手の甲で受け止め、上に投げ返して落ちてくるのを掴み取るなど。さまざまな投げ方・取り方の組合せにチャレンジしました。使ったお手玉130個は、LA有志の真夏の汗の結晶です。
次に「ブンブンゴマ」。一人では回し方が分かりません。「家族」グループ6人が輪になって、右手と左手に糸を握りしめ、いち・に、いち・にと優しく引っ張ったり緩めたりしていくと、何処からともなくブンブンと唸る音が聞こえてきました。このブンブンゴマは、吉祥さんのお手製。LA学生有志も、磨きなどでお手伝いしました。
最後は「竹返し」。幅1センチ、長さ20センチの竹2本を、投げて取る、立たせて逆手で取るなど、工夫次第でいくらでも広がっていく昔遊びです。お手玉や竹返しは、数え歌に合わせて遊びます。その数え歌は、「不如帰」の小説をもとに作られたものや、日露戦争を背景にしたものなど。歌の意味を吉祥さんが解説してくれました。
始めは、みんな「何が始まるの?…」という感じでしたが、遊んでいるうちに笑顔が増え、にぎやかになってきました。「家族」グループ同士で教え合ったり、時には隣の「家族」の人たちと交流したりと、学生同士の距離がグッと縮まった気がします。「機会があれば、またやりたい。その時は家族グループ対抗にしようか。」と、夢がふくらんでいます。