3日(日)に、FM西東京による災害時通信訓練が実施され、そこへ本校も参加させてもらった。この訓練は、災害発生時の情報収集手段として、アマチュア無線を活用しようというもので、FM西東京の局内にアマチュア無線社団局を設置して行われる。また、赤十字飛行隊群馬支部と連携して、赤城基地からヘリを西東京市上空まで飛ばし、空と地上とを結んで交信する訓練も併せて行っている。本校は、その飛行ルート上のヘリサイン(目印)として協力した。
今回は、大芝生上にブルーシートを敷いてヘリサインとしたが、この日は天候にも恵まれ、上空からでもそれをハッキリと確認することができたようだ。この地域は、団地やマンション、住宅地など、上空から見ても似たような風景が広がっている。災害時に空から支援物資の運搬を行う際には、その場所が特定しやす特徴的な目印があることが何より重要で、実際に飛行隊の方からは、本校のようなかたちで場所が特定できると有難いというコメントもいただいた。
通信訓練では、西東京市内各所の他、千葉県の無線局などからもコールが入ったとのこと。実際に災害が発生した時でも、その地域に必要な情報が必要な時に集められるように、こういった訓練を通して、日頃からネットワークを構築しておくことには本当に意味があると思わされた。本校にもアマチュア無線の資格を持つ教職員がいることから、来年はヘリサインだけでなく、校内に無線局を立ち上げて、FM西東京とのコールも試みてみたいと思う。
危機管理本部 蓑田圭二