災害時の食事を美味しくする/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

災害時の食事を美味しくする/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

災害時の食事を美味しくする

2017年12月21日

実は、前回の「災害対策について『伴に』考える研究会」には続きがある。

研究会では私の講演の他に、イタリアンキッチンカーで食事を提供している方から、災害食の美味しい食べ方の実演もしていただいた。調理を担当して下さったのは、東久留米市在住のシェフで、地域をテーマにした集まりでご一緒させていただいたのをきっかけに、どうしたら災害時の食事を美味しくできるかを一緒に考えて下さるようになった。

ご存知の通り、2016年3月に「災害備蓄 食糧 176万食を破棄」という新聞記事が掲載された。これはいくつかの行政機関が、5年間の賞味期限が切れた災害用備蓄食糧176万食分(約3億円)を破棄したというニュースだ。また破棄しないにしても、避難訓練に参加された際に、賞味期限が近づいた乾パンやクラッカーをお土産として渡されたご経験はないだろうか。しかしこれに対しても、「もらったは良いが実際に食べるとなると」という感想をしばしば耳にする。

そこで、日頃食べ慣れない乾パンやクラッカーであっても少しの手間で美味しくできれば、災害時でも食事を楽しむことができ、もちろん破棄せずに済むかもしれないということで、今回の初めての試みとなった。この日の食材は、パンやシリアル、野菜といった日頃からご家庭にありそうな食べ物が中心だったが、次回以降、長期備蓄が可能な食材へも挑戦してゆきたいと思っている(別の会では乾パンで作ったスウィーツを美味しくいただいた)。

危機管理本部 蓑田圭二

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