9月7日、8日の日程で開催された、日本安全教育学会山形大会で発表を行ってきた。2017年の岡山大会に続き、今回で2回目の発表となった。
今年の発表内容は、本校で実施している「そなえるカルタ」と「そなえるドリル」を使った防災学習の効果を、”防災意識の変化”と”その後の具体的な防災行動の有無”から定量的に把握する試みで、昨年度の高等科3年生を対象にしたものだった。
発表後の質疑応答では、企業が作成した防災学習教材を使用することにも質問が及び、本校のような取り組みが認知されるには、まだまだ相当の時間を要する印象を持った。(本校では2015年に、三菱地所レジデンス(株)との間で「業務提携に関する協定」を取り交わし、協働で防災活動を推進している。「そなえるカルタ」は、三菱地所レジデンス(株)が居住者向けに開発した防災学習教材で、「そなえるドリル」は、その開発に本校も携わった教材になる。現在は、両教材ともダウンロードフリーで利用できる。)
発表資料の中には、最高学部1年生を対象として、昨年度からの経年変化を調べたデータがある。今後も引き続き変化を追いかけながら、学習効果の持続性に繋がる何らかの示唆が得られることを期待している。
危機管理本部 蓑田圭二



