10月27日(日)、西中地域防災連絡会が主催する防災訓練で、訓練内容の講評を任された。この連絡会は、東久留米市立西中学校の周辺地域から構成されており、会場となった体育館には約250名が集まった。
訓練は、段ボールベットやパーテーション、簡易トイレ用テントの組み立て、また携帯トイレの模擬使用など、参加された方々が実際に体を動かして取り組むように計画されており、具体的な経験を持ち帰ることができるという点で優れた取り組みであった。
連絡会のスタッフにうかがうと、今回は初めて参加された方が多かったとのこと。先週の台風19号の際に、この中学校に避難所が開設されたことも影響しているのではないかとお話しされていた。
訓練の最後には、「『在宅避難』の準備を!」ということで問題提起がなされた。この地域には団地もあり、避難所の収容力が充分でないことは容易に想像がつく。私も講評の中で、避難所が抱える問題点をいくつかお伝えし、その解決策の一つとして「在宅避難の準備」を行って欲しいとお願いした。
最近では豪雨災害も増え、地震に限らず災害全般に対して、日頃からどのように備えを進めておくかが課題となっている。危機管理本部の取り組みが、そういった部分の解決に少しでも手が届くよう、今後もしっかりとやってゆきたい。
危機管理本部 蓑田圭二

提供:東久留米市

お隣の滝山公園で開催された