11月10日(日)、東村山市富士見町三丁目の南台自治会の皆さまへ向けた講演を行ってきた。この日のためにいただいたテーマは、「地域のリスクを知って備えよう」ということで、この地域に固有の防災課題に気づいていただき、具体的な防災行動へ繋がってゆくことを願って準備を行った。
今年は、多くの地域が豪雨災害に見舞われたこともあってか、この日は30名近い方々参加され、またこういった会には珍しい若い世代の参加もあった。皆さんは、時折メモをお取りになりながら、熱心に講演の内容へ耳を傾けて下さった。
この地域は、市のハザードマップなどを見ても、地形や地盤的に地震や豪雨による被害は出難いとされてはいるが、住宅の築年数や人口構成などを細かく見てゆくと、それなりのリスクを指摘することができる。そういったことを個人として、あるいは地域として知っていただくことで、南台自治会の皆さまにとって、より適切な備えが行えるものと期待している。
この日は、講演後にたくさんのご質問やご意見をいただき、予定されていた時間を大幅に過ぎてしまうことになった。ただその一つひとつが、「自分にはどうできるか」という思いの中から発せられており、今後の発展に明るい兆しが見えた思いであった。
今週末には、お隣の南台町会の皆さまへ向けた講演を行う。ここでも参加された方々にとって、地域が抱えるリスクを身近に捉えていただけるように、良い準備をして臨みたい。
危機管理本部 蓑田圭二
