東村山市富士見町、あきつの園で防災講話/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

東村山市富士見町、あきつの園で防災講話/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

東村山市富士見町、あきつの園で防災講話

2019年12月10日

12月8日(日)、昨年に引き続き東村山市富士見町の富士見南防災の方々が主催する防災訓練で講話を行ってきた。今回は、今年の夏から秋にかけて、豪雨災害が頻発したことから、そのことをテーマに地域のリスクと避難行動について話して欲しいとのご依頼を受けた。

この町内は、市内を流れる二本の一級河川からは、直接的な影響を受けることは無いが、近くの野火止用水の溢水リスク、あるいは短時間の豪雨によって排水が追い付かなくなる内水氾濫のリスクは排除できない。また、高齢化も進んで来ている地域であることから、避難行動を起こすタイミングにもそれなりの工夫が必要になっている。

豪雨災害への対処にしても、この地域で想定される固有の課題に気づき、それに応じた対処を行うのは、地震災害リスクへの対応と同じである。この日は、お子様連れのご家族も含めて約50名ほどの参加者があった。この講話が、自然災害へ賢く備え、ご家族の安全・安心を守る一助となれば幸いである。

12月9日(月)、この日は東村山市秋津町にある社会福祉法人あきつの園(指定就労継続支援B型)で、この施設への通所者の父母に向けた講話を行った。この施設の職員で、以前私の講話をお聞きになった方が父母へご提案されたことがご縁となった。限られた時間ではあったが、地震と豪雨に関するリスクなどをお示ししながら、併せてこの施設がある地域の課題にも触れて、今後の備えの重要性をお伝えした。

ここへの通所者の多くは、何らかの障害を抱えていらっしゃり、また年齢も様々である。災害発生時には、適切な援護が求められる方々であるにも関わらず、避難所利用の一つをとっても、実際には利用できなかった、あるいは周りに気兼ねして自宅へ戻ったという事例がいくつも報告されている。今回は、こうしたことも共有させていただいた。今後も機会をいただく中で、課題を解決する糸口を探って行きたいと思っている。

危機管理本部 蓑田圭二

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