TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」8月19日(木)/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」8月19日(木)/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」8月19日(木)

2021年8月21日

先週は、週末にかけて、九州北部地方を中心に記録的な豪雨となり、8月14・15日には、都内でも多くの雨が観測された。国土交通省が開設している「川の防災情報」から、東久留米市大門町二丁目にある観測点で、10㎜以上の雨が降ったデータを拾ってみると、8月14日の深夜2時に18㎜、3時に13㎜、15日の早朝5時に12㎜、昼の12時に11㎜の降雨があったことが分かる。事前の予報と比較をすれば、降雨量は少なかった印象を持つが、引き続き台風のシーズンに入ってゆくことを考えると油断はできない。 今回の放送では、こんなことを枕に話を進めた。

ある研究結果によると、「豪雨は、夕方(午後)から未明に発生しやすい傾向が見られ、3時間および6時間降水量でそれが顕著である」とされており、今回もその指摘に沿うような降り方をしていることが見て取れる。避難行動は、「明るいうちに完了させるべき」ということがよく言われるのも、このような豪雨の傾向を知ることで納得ができる。

今回、佐賀県嬉野市では、雨の降り始めからの総雨量が1,000㎜を超えている。これは、東久留米市が洪水ハザードマップを改訂する際に想定した総雨量675㎜の約1.5倍にもなり、 また、神奈川県丹沢湖の観測点では8月15日10時13分までの一時間で104.5㎜の雨量を観測しており、これは今回の洪水ハザードマップで想定される時間最大雨量156㎜の約67%にあたる。 つまりこれらからは、洪水ハザードマップで記されている浸水予想のような状況は、今後充分に起こり得るということを学び取らなければならないだろう。

是非想像力を膨らませて、各地で起きている状況に自分の身を置いてみることで、防災を「我が事化」するきっかけとして欲しいと思っている。

危機管理本部 蓑田圭二

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