TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」9月2日(木)/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」9月2日(木)/安全への取り組み お知らせ・活動報告 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

安全への取り組み お知らせ・活動報告

TOKYO854くるめラ「ギュッと防災講座」9月2日(木)

2021年9月4日

この日の放送は、9月1日の「防災の日」に関連するお話しからスタートした。「防災の日」は、1960年(昭和35年)に制定され、広く国民に災害への認識を深め、これに対処する心構えを準備することを目的とされている。また、1923年(大正12年)に発生した関東大震災に因んだものではあるが、制定の前年にあたる1959年には、伊勢湾台風が死者・行方不明者5,000人以上という甚大な被害をもたらしており、そうしたことも背景の一つになっているようだ。

その関東大震災は、本校で言えば、開校の年の2年後に発生している。まだ目白に校舎があった時代で、その当時の記録は学内にも残されており、加えて近隣の方々へ向けて、在校生が支援活動を行っていた様子が、写真を交えて当時の新聞で紹介されていることも確認できる。番組ではそんなこともご紹介した。

8月から始まったこの講座は、季節がら水害へ焦点を当てながら進めてきており、ここまで「洪水ハザードマップ」の活用ということを繰り返しお願いしてきた。ただ、マップそのものから伝わってくる情報は限られていることから、今回はその情報を立体的に捉えていただける工夫を二つお伝えした。

まず一つ目は、東京都建設局の「浸水リスク検索サービス」の活用で、これを使うとご自宅の浸水深が具体的な数値として把握でき、浸水の予想継続時間まで表示される。そしてもう一つが、ウェザーニュースの「ARお天気シミュレーション」で、これは実際に浸水した際の様子が、映像を通して疑似体験できる仕組みになっている。こうしたものを活用しながら、減災・縮災へ向けて是非行動を起こしていただきたいと思っている。

最後に台風に関連して、台風から変化する「温帯低気圧」を取り上げ、台風と比較して安全になった(勢力が衰えた)わけでは決して無いということを強調して終わらせていただいた。番組の後、インターネットで聴いて下さっている方から、この部分が一番印象に残ったとの感想をいただき、この時期にこうした話題を取り上げた意味を再確認することができた。次回、16日の番組に向けても良い準備をしたい。

危機管理本部 蓑田圭二

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