「自由学園のラーニングコモンズ、日本経済新聞で紹介」/前学園長ブログ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

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前学園長ブログ

「自由学園のラーニングコモンズ、日本経済新聞で紹介」

2023年12月20日

12月9日の日本経済新聞夕刊一面「学校の図書館に異空間 人工芝やキッチン併設 語り合い、学ぶ場に」という記事で自由学園の体操館を改築した多様な学びの空間「ラーニングコモンズ」が紹介されました。

このラーニングコモンズへの改築は、探求的・協働的な学びを進めるために5年前から生徒と共に計画し、100周年記念募金のご支援をいただき、2023年に完成したものです。

記事では私立の中高一貫校で新しい学び方に対応する学びの空間づくりが相次いでいること、2022年3月には文科省も新しい学びの空間の必要性を発表したことが紹介され、今後公立校への波及についてもふれられていました。

現在さまざまな用途で活用され、先日の学校公開日には「学園長を囲んで質問の会」もここで行われました。

100周年記念事業として、まず新しい学びの場を整えることができたことは本当にありがたいことでした。

以下は2019年、100周年記念募金をお願いする趣意書に、ラーニングコモンズの整備にふれて書いた文章です。この当時はラーニングコモンズのコンセプトはまだ広がっておらず、お力添えをいただきました皆さまにはあらためまして感謝を申し上げます。

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多様な学びを可能にする
学習空間の整備について
「生活即探求」の学びを支援する学習環境が「ラーニング・コモンズ」です。ラーニング・コモンズは従来の黒板に向かい机が並んだ学習空間ではなく、学び方の多様化に伴い多機能化した学びの空間です。創立100周年募金における学習環境の整備は、以下3つの要素からなる環境づくりが中心となります。

第1に、様々な情報を活用し、1人で自律的に学習に取り組むことができる個別学習エリアです。従来の図書館のイメージです。

第2に、様々なグループでの協働作業に取り組むことができる協働学習エリアです。

第3に、学び得た内容を発表し、共有し合うためのステージ及びプロジェクター等を備えたプレゼンテーションエリアです。

これらは、多様な学び方を行き来しつつ、より柔軟に、より深く学ぶことを可能にするものです。コンピューターやタブレット等を活用するための情報通信インフラの整備が前提となります。

 

高橋和也Facebook 2023年12月10日

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