9月29日(土)第10回「地球市民教育フォーラム」 講師:山西優二氏/公開行事 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

9月29日(土)第10回「地球市民教育フォーラム」 講師:山西優二氏/公開行事 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

公開行事

9月29日(土)第10回「地球市民教育フォーラム」 講師:山西優二氏

2018年7月11日

自由学園の大学部である最高学部では、2018年度にフィールドサイエンス、ヒューマンサイエンス、データサイエンス、ライフスタイル、マネジメントの領域からなる研究体制を整え、新たな取り組みを始めます。世界に広がる様々な課題の発見と解決に向けて、従来の学問の枠を超えたアプローチを目指します。2018年度の地球市民教育フォーラムはこの取り組みと連動して行います。

第10回「多文化共生を考える ~一人一人が、自分と出会い、他者と出会うことから~」

日にち:2018年9月29日(土)
時間:10:40~12:20
場所:自由学園記念講堂
参加費:1,000円(当日受付でお支払いください)

(チラシ裏)

山西 優二(やまにし ゆうじ)

2001年の「文化の多様性に関するユネスコ世界宣言」にみられるように、文化の多様性そして多文化共生がいろいろなところで目標として掲げられています。しかし一方、難民・移民が大量に流入している地域では、文化間で様々な緊張関係が生まれているのも事実です。日本では外国人住民が急激に増加していることもあり、多くの自治体では多文化共生推進プランを作成しています。東京都は2020年のオリンピック・パラリンピックを意識し、2016年に多文化共生推進指針を策定し、また同年から大学生ゼミによる多文化共生プレゼンコンテストを実施し、大学生の意見を都政に反映させようとしています。
ところで、文化って何でしょうか、文化はなぜ生まれるのでしょうか。いま世界の文化は多様化に向かっているのでしょうか、それとも一様化に向かっているのでしょうか。多文化ってどこに存在しているのでしょうか、多文化は日本人と外国人の関係だけで語れるのでしょうか。文化を相互に理解し合えば多文化共生になるのでしょうか、多文化共生って文化がどういった状態にあることなのでしょうか。
こんな問いについて、一人一人が、自分と出会い、他者と出会うことから、考えてみたいと思います。

講師プロフィール:

早稲田大学文学学術院教授、日本国際理解教育学会理事、多文化社会専門職機構副代表
理事、かながわ開発教育センター代表理事、逗子市社会福祉協議会福祉教育チーム員など。
神戸大学経済学部卒業。商社勤務の後、アメリカへ留学し、またアジア各地を放浪す
る。帰国後、早稲田大学へ学士入学し教育学を学ぶ一方、NGOの立場から開発教育や
人権教育に携わる。それから30数年にわたって、地域、アート、ことば、難民、経済と
いった切り口から、平和・公正・共生の文化づくりとそのための学びづくりに携わってき
ている。

※地球市民教育フォーラムについては、本サイト内「100周年に向けて」のページでもご紹介しています。

 

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