自由学園の大学部である最高学部では、2018年度にフィールドサイエンス、ヒューマンサイエンス、データサイエンス、ライフスタイル、マネジメントの領域からなる研究体制を整え、新たな取り組みを始めます。世界に広がる様々な課題の発見と解決に向けて、従来の学問の枠を超えたアプローチを目指します。2018年度の地球市民教育フォーラムはこの取り組みと連動して行います。
第11回「冷戦後の国際社会にみる、 紛争と和解・共生の取り組み」
日にち:2019年2月16日(土)
時間:10:40~12:20
場所:自由学園記念講堂
参加費:1,000円(当日受付でお支払いください)
(チラシ裏)
長 有紀枝(おさ ゆきえ)
平成の時代が終わろうとしています。 メディアを中心に平成を振り返る様々な特集が組まれていますが、 国際的には、 冷戦が崩壊し、 民族紛争やテロ、 難民問題をはじめ、 地球規模の様々な課題が噴出した30年でもありました。 このフォーラムでは、 紛争にまつわる国際社会の和解・共生の取り組みを切り口に、 私たちが生きている時代と、 今私たちにできることを皆さんとともに考えてみたいと思います。
講師プロフィール:
研究分野:人間の安全保障、国際人道法、ジェノサイド研究、平和構築、移行期正義
[現職]
立教大学社会学部・大学院21世紀デザイン研究科教授
国際協力NGO「難民を助ける会」理事長
国連訓練調査研究所(UNITAR)理事
[学歴]
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。
早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(国際貢献)
[職歴]
「難民を助ける会」専務理事・事務局長
認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム理事・共同代表
などを経て現職
著書・論文
『地雷問題ハンドブック』(自由国民社 1997)
『スレブレニツァ あるジェノサイドをめぐる考察』(東信堂 2009)
『入門 人間の安全保障〜恐怖からの自由を求めて』(中央公論新社2012)
「旧ユーゴスラビア戦争法廷が遺したもの – 24年の正義と分断」『世界』2018
「21世紀の難民問題」『国際問題』 2017
「人道支援における『独立』概念をめぐる一考察」『人道研究ジャーナル』 2017
「難民・国際避難民と内戦と」『広島平和研究』2017
「スレブレニツァで考えたこと– ボスニア紛争、デイトン和平合意がといかけるもの」『世界』2016
「難民が来ない国の難民鎖国~このままでいいのか」『世界』2018
※地球市民教育フォーラムについては、本サイト内「100周年に向けて」のページでもご紹介しています。