3月14日(土)自由学園第98回卒業式/お知らせ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

3月14日(土)自由学園第98回卒業式/お知らせ - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

お知らせ

3月14日(土)自由学園第98回卒業式

2020年3月15日

2020年3月14日(土)午前10時半より、自由学園第98回卒業式が記念講堂で行われ、最高学部4年課程の男子女子17名、2年課程の女子3名が卒業いたしました。幼児生活団から19年間学んだ人もいます。

今年は新コロナウィルス感染症への対応で規模は縮小されましたが、来賓の安積力也様(基督教独立学園高等学校元校長)に祝辞をいただき、保護者の皆様や高橋和也学園長はじめ教職員が集い、心のこもったとても温かい卒業式を行うことができましたことを感謝いたします。

在校生が休校中のためウィンドオーケストラやピアノ連弾の演奏ができなかったので、代わって音楽科の教師・講師がトランペットとピアノを演奏して、新卒業生が入場しました。

■第98回卒業式プログラム
新卒業生入場
国歌
聖書朗読 ヨハネによる福音書8章より(自由学園の校名の由来となった箇所)
讃美歌 405番 新卒業生
卒業証書授与
卒業生におくる言葉 学園長 高橋和也
来賓祝辞  基督教独立学園高等学校元校長 安積 力也様
校歌 自由をめざして
※本日の卒業式では、新卒業生による「卒業に際して」の発表と卒業研究の報告は、時間短縮のため省きました。後日別の形で紹介される予定です。

■卒業式の様子から


  • 自由学園の卒業式で毎年飾られる黄色のバラ

  • ステージ上、左から理事長村山順吉、来賓 安積力也様、学園長高橋和也、最高学部長渡辺憲司

  • 新卒業生入場で演奏をする音楽科教師・講師

  • 最高学部 4年課程新卒業生

  • 最高学部 2年課程新卒業生

  • 新卒業生が讃美歌を歌う

  • 卒業証書授与 4年課程

  • 卒業証書授与 2年課程

  • 卒業生におくる言葉を語る高橋和也学園長

高橋和也学園長は、卒業に際して学生たちが書いた文章に、学園で共に学び、共に苦楽したことで、真実の交わりのできる「友」を得られたことが最も大事な宝だと書いた人が多かったことを披露。自由学園では折に触れて自分のためではなく、報いの得られないことでも力を出す経験などをし、目に見えないところで支えることの大切さや、この社会は自分の知らないところで力を出している様々な人のおかげで成り立っているということを、体験を通して沢山知り、学んできたはず。今日は雨模様の寒い日となったが、「寒さ」の中でこそ「温かさ」が必要とされる。これからも周囲に温かさを伝える人として歩んで欲しいと語りました。(概要)


  • 来賓祝辞 安積 力也様(基督教独立学園高等学校元校長)

  • 「鉛直」を例えに、お話をされる

  • この3月に空調設備他の改修工事を終えたばかりの記念講堂で式が行われた

安積力也様は「鉛直」を例えにお話をされ、常に天に機軸があれば、たとえ何があっても、重りが指し示す方向が、常に重力の中心を指す一方向であるように決してぶれることがない。地上の水平を基準に垂直を考えると、傾いてしまう場合もある。見せかけのものは崩れ、変わらないものが残る時代になるだろう。先が全く見えない世の中だが、自分を支える軸を天にすえ、そして現実から逃げずに地に生きること。自分の経験値が通用する保障はない。学園を卒業し、いよいよ歩み出すときに、必ず自分という存在を必要としてくれる場所があるはずと求めて探していれば、きっと見つかりますと話して下さいました。(概要)

式の最後に、高橋学園長は、これから皆さんは大海原に漕ぎ出していく。苦難にある時も常にイエスキリストが共にいてくださることを思って歩んでほしい。自由学園はいつでも皆さんを迎えます。いよいよ送り出す時です。皆さんどうぞ元気で行ってらっしゃい。と話すと、新卒業生は「行ってまいります!」と答え、拍手の中、会場を後にしました。

今年はお茶の会や感謝会も取りやめとなりましたが、式後最高学部棟で新卒業生と保護者の方々、教師で集う時間を持ちました。

■新卒業生に記念にお贈りした自由学園パン工房製のカステラ

今年はお茶の会なども取りやめになったので、食糧部が企画して自由学園パン工房が焼いたカステラを、記念に各部の新卒業生に贈りました。学園の地元東久留米特産の柳久保小麦を使ったカステラで、JIYUの焼き印が入っています。

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