午前は、Ollerup Music Efterskoleを見学しました。同校の朝の集まりに参加した後、校長先生から説明を受けました。この学校は、9・10年生(14-16歳の希望者)が、寮生活をしながら1年を過ごす学校で、フォルケホイスコーレと同様に、グルンドヴィの思想を元に創られました。音楽をメインに学ぶ学校ですが、入学する生徒の中には楽器を弾いた経験のない人もいます。
中高と同年齢の生徒が学んでいること、また、次の三つの価値を大切にしているとのこと。生徒達は感じるところがあったようです。
- Personal presence「個人としてそこに存在すること」
- Freedom:Responsibility and Trust「自由:責任と信頼」
- Obligating togetherness「団結の義務」
午後は、オレロップで、タンブリングとパルクールを教えていただき、最後に、ジョアナ先生のIntercultural Studiesの講義を受けました。この講義は、留学生と一緒に互いの考え・文化について理解を深めるための講義だそうです。「地球市民とは」という題でそれぞれの意見を出し合いました。
夕食後8時からはオレロップの学生と一緒におしゃべりする時間を持ちました。
朝から夜まで生徒達は頭と身体を存分に使い、最も充実した時間を過ごしたようです。
(文 早野曜子)
生徒の感想
・音楽系のエスタスコーレでは、思ったことが2つあり、1つ目はモーニングアセンブリーでは、1人1人が意見を持っていてその意見を発言していて、自主性がすごくあるなと思った。2つ目は、比べ合うのではなく高め合うというのを大切にしているのが良いと思った。
・タンブリングでは、バク転をほとんどやったことがなく、少しはできるようになったので良かった。
・パルクールでは、バランス感覚も重要なことが、分かった。
・インターカルチャースタディでは、相手や世界に好奇心を持つだけでなく、自分自身にも好奇心を持つのが、大切だと分かった・互いに振り返りをする場では、空気を読んだり許可を得て行動するのが当然のものとして、自分の心の中にあったんだなと思いました。



