8月19日(月)
オレロップから4.5km離れたHøkildegård農場見学。
家族経営の農場では、豚・羊が放牧で飼われていました。
カーンさんはフォークダンス普及のために世界中を旅行した経験があり、日本にも何度か訪問されています。農業国デンマークの様子を知ることができました。
午後はオレロップにある高齢者ケアホームへ訪問し、午後のお茶の時間に交流しました。
約70名が暮らしているとのことでした。英語での会話が難しい方もありましたが、身振り手振りでコミュニケーションを取っていました。言語が通じない中でどのように交流するか体験してみてわかったこともあったようです。
8月20日(火)
朝7時にオレロップを出発し、スベンボーからフェリーに乗り、Ærø島へ行きました。
約6000人住む島は100%自然エネルギーが使われている島です。
地域住民が出資して、太陽光で温めたお湯を使った地域暖房システムや、風力発電所など見学しました。
風力発電プロジェクトのアイデアはこの島のホイスコーレの先生方のプロジェクトが始まりだったとのこと。
消費者が出資して風力発電機を設置して電力を賄うというシステムも、デンマーク発祥の農業共同組合から発想を得たそうです。
この日は偶然にも、デンマーク国王夫妻が島を訪問する予定になっており、島のあちこちに国旗が飾られ、私たちがバスで通過した沿道には国王夫妻を出迎えるために家から出て待っている人たちがいました。
あいにく国王夫妻に会うことはできませんでしたが、港で国王の船を見かけました。
8月21日(水)
1日オレロップの授業体験をしました。朝はMorning Assemblyに参加。タンブリング、ディスクゴルフ、ビーチバレー、ファンクショナルトレーニングに分かれて参加しました。
お昼前にはトマス校長からフォルケホイスコーレとオレロップの学校について説明をしていただきました。
フォルケホイスコーレが学び合いの学校であることを授業参加を通して実感したようです。
8月22日(木)
午前中はオレロップにあるOllerup Freskoleへ訪問し、9年生と交流しました。この学校は日本の小学校と中学校が一緒になった学校で、約200人在籍しているとのことです。
交流した9年生は14名でした。
朝、小学校1年生から9年生までのMorning Assemblyに参加し、学園生は「幸せなら手を叩こう」を歌いました。
9年生との交流では、学園生活や日本の文化についてのプレゼンテーションを行い、3グループに分かれて、折り紙やお互いの自己紹介や将来の夢など語り合いました。
同世代との交流は最も刺激があり、2時間の交流があっという間に過ぎました。
Ollerup Freskoleの後はオレロップの隣にある幼稚園&保育園を訪問し、子どもたちと交流しました。0歳児から5歳児まで約60名が通っていてペタゴー(保育士)は14名いるとのことでした。
広い敷地に小山や谷があり、ペダルのない自転車で走り回っていました。言葉は通じなくても遊びを通して仲良くなったようです。
午後はタンブリングやバレエの授業に参加しました。