南沢フェスティバル開催/自由学園協力会からのご案内・活動 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

南沢フェスティバル開催/自由学園協力会からのご案内・活動 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

自由学園協力会からのご案内・活動

南沢フェスティバル開催

2011年11月14日

気掛かりだった天候にも恵まれ、日中は半袖でも過ごせる陽気のなか、今年も11月3日(金)文化の日、自由学園キャンパスにて協力会主催による『南沢フェスティバル』が開催されました。
3回目となる今回は内容もぐんと充実、従来の「学園の秋の色を描く会」、「学園の風景をデジタルカメラで撮る会」、「弦楽合奏を楽しむ会」、「吹奏楽を楽しむ会」、「ミニコンサート」、「親子体操」、「友愛セール(バザー)」に加え、新たな企画として「薪でご飯を炊く会」、「タッピングタッチ講座」、「女子部卒業生作品展」、そして「ポニー牧場」が催されました。
 近隣の学校や幼稚園等に対する告知が効を奏し、朝10時の開場から来場者が引きも切らず、キャンパスに点在するお目当てのイベントに向かいます。特に初等部で開催された「ポニー牧場」は、ポニーに跨った子供たちの笑顔と歓声が終日絶えませんでした。
また、この秋オープンしたクラブハウスしののめ寮(旧東天寮)では、女子部卒業生による作品展が行われましたが、幅広い卒業回生から様々な美術工芸品が出展され、素晴らしい作品の数々に目を見張りました。
「弦楽合奏を楽しむ会」、「吹奏楽を楽しむ会」によるミニコンサートでは、冒頭に矢野学園長が挨拶、その中で東日本大震災に対する婦人之友社、全国友の会、自由学園による様々な支援活動の報告があり、そして演奏曲目の最後は来場者の皆様と「ふるさと」を合唱し、一人ひとりの故郷に思いを馳せつつ閉幕いたしました。
当日、グランドでは地元の小学校サッカーチーム対初等部生徒の試合も行われ、地域との交流が行われました。また、午後は自由学園OB対学生によるラグビー、さらに「テニスデイ」、「バスケットボールフェスティバル」と、キャンパスはどこも大盛況。来場者は約1800人と、予想を大幅に超える集いとなりました。
今回の南沢フェスティバルは、たとえて言うなら今までは『線』であったイベントや交流が、ますます充実して『面』となり、さらに来場者も親子連れからお年寄りまでいっそう広がった印象を受けました。イベント終了後の反省会で市岡理事長が言われた「自由学園最大のイベントである体操会の来場者数を、南沢フェスティバルが追い越すかも知れない。」という嬉しい懸念が、そう遠くない日に実現するかもしれません。
入谷伸夫

女子部卒業生作品展
初めての女子部卒業生作品展を開催致しました。しののめ寮(旧東天寮)を展示会場に
卒業19回生(91歳)から86回生(24歳)まで73人の方々より作品が寄せられました。
絵画、陶器等を始め20種類の作品を前日に持ち寄り 地方から宅配便も到着し次々展示が進められました。若い方の楽しい作品も多く、作品を通して年代を超えた卒業生の交わりの時でも有りました。一人一人の思いを込められた力作が旧東天寮の造りに合わせて
2階3室を充分に満たす展示となりました。4日間の作品展に在校生も含め1100人余りの
お客様をお迎えし、多くの方から卒業後も個性を生かした作品を作り続けてこのように
発表出来る力強さを感じるという感想を頂きました。作品をお持ちの方はまだ多勢いらっしゃいますので次の機会にと思っております。しののめ寮が活動を始めたことにより「初めて来ました」という方が多いのは嬉しいことでした。
後藤宣子

「薪でご飯を炊く会」は今回初めて催されました。小学生と一緒にどのようにしたらよいか不安はありましたが、当日は小学生9名(6年2名、5年1名、4年6名)幼児2名、大人8名、合計19名の方々と一緒に、約300人分のご飯を楽しく炊きました。5キログラムの米をバケツに入れて洗うこと、竈(かまど)に新聞紙、薪を入れて炊くこと、出来上がったご飯を盛りつけることは、小学生が2グループに分かれて行い、洗ったコメをザルに移す、一釜20リットルの水を入れることなど、力のいることは大人に助けてもらいながら炊きました。初めての経験にしては、火をつける(マッチ)こと、薪を加えることなどとても上手でした。家庭と違って沸騰してから米を入れる湯炊きなので、そこまでは順調に出来ましたが、最後のところでこげてしまい残念でした。盛りつけた後、こげたところをお握りにしていただきましたが、どの人も自分で初めて炊いたご飯に満足な笑顔がこぼれていました。無事に終えられて感謝しています。
神戸陽子

女子部講堂にアロマの香りが広がる中、2時間にわたりゆったりとあたたかい時間が流れました。講師は協力会会員でもあるインストラクターの中田康裕さん、利恵さんのお二人と他2名、計4名で指導されました。東日本大震災の直後、NHKの番組にて自由学園男子部の更科幸一先生が出演され、心のケアとして広く紹介されたこともあり、受講者は41名と、多くの方が参加されました。
〔当日の受講者の感想から〕
体の中心がポカポカした/相手の方の優しさが中心に集まってきた感じがした/優しい気持ちを回りに広げていくのに役立てたい/日常から離れて懐かしい所を歩いている感じ、生まれる前のお母さんのお腹の中でフワフワしている感じ/マッサージと違いソフトな刺激で体に負担がない/いつも余計な力が入っていることが分かった。/人と人とのつながり、温かさ、呼吸が感じられる。/生きていく時に役立てられる力を頂いた。
【タッピングタッチとは】
ゆったりとしたペースで左右交互にやさしくタッチすることを基本とした、総合的なケアの技法。 三重大学中川一郎先生の考案によるもので10年ほど前から普及。 心理・教育・看護・福祉等の分野に広がる一方、簡単な技法につき家族や自分自身(セルフタッピング)でも手軽にできる。
津久井 由美

セールは、去年に続き女子部体操館で行いました。女子部卒業生会(36回生から68回生の内14クラスと1名)・同学会・婦人之友社・友の会・食事部・協力会・女子部生徒・男子部生徒・最高学部(那須のお米) が参加しました。
会場には開始前から長い列ができ、セールが始まると、あっという間に買い物を楽しむ人でいっぱいになりました。心の込もったあたたかい手作りの品々、ケーキ、クッキー、チーズ、漬物、パンなどの食品、そしてクリスマスが待ち遠しくなるような、リースやカードなどが所狭しと並べられ、会場は終始、笑顔と活気で満ち溢れていました。多岐にわたる方々が学園に集い、セール会場にも足を運んでくださり、和やかにそして有意義な時間を過ごすことができました。
会場準備の養生シート張りは、今回初めて参加した同学会の方々が大きな力を出し、また終了後の後片付けは、参加者全員で協力して行い、一人ひとりの力の大きさを感じた一日でした。
三上則子

昼食作り
今年の父母会では、昨年の食事の提供数が少なかった反省を踏まえて、来場者への昼食作りを担いました。
約800食を初等部、男子部、学部の三ヶ所の食堂で提供しました。男子部ではカレーライス、学部では豚汁と『薪でご飯を炊く会』に参加した親子による炊きたてのご飯が供されて完売し、父母たちも充実した、楽しい時間を過ごせたとの感想を聞くことができました。
また、学部食堂では父母による手作りの焼き菓子とお茶を提供しましたが、こちらも大変好評でした。なお、本日の収益は90周年募金への一助とさせていただきます。
高橋育子
   
「弦楽合奏を楽しむ会」        
この度の「弦楽合奏を楽しむ会」には、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
合わせて、58名が参加なさり、杉原直基先生の指揮で、モーツァアルト作曲「ディベルティメントKV138」より第1楽章、ブリテン作曲「シンプルシンフォニー」より、第3楽章、アンダーソン作曲「ザ・シンコペィティッドゥ・クロック」、アンダーソン作曲「フィドル・ファドル」を演奏し、ミニコンサートの最後には、「吹奏楽を楽しむ会」の皆さまとご一緒に、岡野貞一作曲の「故郷」を演奏し、コンサートを聴きに来てくださった会場の皆さまにも、ご一緒に唱っていただきました。素敵なお仲間と、音楽と共に過ごした、心地の良い秋の一日でした。
八木文子

デジカメを楽しむ会
今回の講師はプロ写真家で男子部 回生の公文健太郎氏。隣室からチェロの音色が聞こえる中、24名の参加者が思い思いにキャンパスで撮影した作品を持ち寄り、公文さんの講評に聞き入り、笑顔が溢れました。今回は小学生が4名も参加したので、公文さんは子供目線やアリ目線の面白さをわかりやすく解説し、また優秀作には拍手がおこりました。ベテランの逸見ユミさんの作品には、公文さんが「公文賞」を授与し、ポニーと初等部の作品は、来年のカレンダーにイチオシとなりました。最後にデジカメ撮影はシャッターを押せば撮れるし、それなりに楽しいが、会話のある構図を作れば、より楽しいデジカメになるとと締めくくり、公文さんの写真集「ゴマの洋品店」を紹介された後、参加者の方々が互いに再会の言葉を交わし、14時に閉会となりました。
酒井祥次

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